シンセサイザーって何?サンプラー、キーボードとの違いは?仕組みから考えてみよう

音楽をやっていれば、シンセサイザーという名前を聞くことは多々あるかと思います。

しかし、一体なにをもってシンセサイザーというのか、案外知らない方も多いのではないでしょうか?

今日は、一体シンセサイザーとは何なのか、またシンセサイザーの基本的な音作りの仕組みについて解説したいと思います。

目次

  • シンセサイザーとは何か?
  • キーボードとシンセサイザーの違い
  • シンセサイザーの仕組み
    • 音を出す部分『オシレーター(Oscilator)』
    • 音色を加工する部分『フィルター(Filter)』
    • 音を揺らす部分『LFO(Low Frequency Oscilator)』
    • 音量を加工する部分『アンプエンベロープ(Amp Envelope)』
  • サンプラーとは何か?
  • まとめ

シンセサイザーとは何か?

シンセサイザーって聞くと、多くの方は下の画像のような鍵盤付きのいわゆるキーボードのようなものを想像するかと思います。

コルグ monologue #シンセ  #KORG #monologue

ササモンさん(@sasamongoza)が投稿した写真 -

もちろんこれもシンセサイザーです。しかし、シンセサイザーとは必ずしも鍵盤付きのものとは限りません。

? #roland #sh32 #synthesizer

SPACEさん(@spacemike)が投稿した写真 -

上の画像のものには鍵盤がついていませんよね?

しかし、これもシンセサイザーの一種なのです。

さて、ではシンセサイザーとは一体なんなのでしょうか?

キーボードとシンセサイザーの違い

まずは、キーボードとシンセサイザー、何が違うのか考えてみましょう。

キーボードとは何か?

さて、まずはキーボードって何なのでしょう?

これは文字通り、鍵盤(key)のついた楽器全般を言います。極端なことを言ってしまえば、アコースティックのピアノもキーボードと呼べるでしょう。

なので、上のシンセの二つの画像では鍵盤がついてる方はシンセでもあり、キーボードでもありますが、鍵盤のない方は、シンセではあるがキーボードとは言えないでしょう。

では、シンセサイザーとはなんなのでしょう?

結局、シンセサイザーとは何か?

シンセサイザーとは、一言で言えば『自分で合成(synthesis)した音を、加工してだす楽器』とでもいえるでしょうか。

詳しい仕組みはあとで解説しますが、シンセのシンセたるゆえんは鍵盤の有無ではなく、その音の作り方にあるわけですね。

シンセが生まれたころと違って、今は電子楽器の進歩が目覚ましいので『どれがシンセサイザーで、どれがシンセサイザーでないのか』というのをきっちりわけるのは難しいのですが、筆者の感覚では音を『出す』部分だけでなく、『加工』する部分(後述しますが、フィルターやLFO、エンベロープなど)があればシンセサイザーと呼んでいる気がします。

音を出す部分さえあればいいのであれば、電子ピアノなんかもシンセサイザーと呼べますが、あんまりこういったものはシンセサイザーと呼びませんものね。

シンセサイザーの仕組み

さて、ざっとですがシンセサイザーの仕組みをみてみましょう。

シンセは、基本的には4つのセクションからなっています。

  1. 音を出す部分『オシレーター(Oscilator)』
  2. 音色を加工する部分『フィルター(Filter)』
  3. 音を揺らす部分『LFO(Low Frequency Oscilator)』
  4. 音量を加工する部分『アンプエンベロープ(Amp Envelope)』

の四つです。

オシレーター(Oscilator)

オシレーター(Oscilator)は、音を出す部分です。

アナログシンセでは、電気回路で電気信号を発生させています。

ご存知の方も多いと思いますが、音とは空気の波であり、基本的に電気信号と同じものなわけです。

この電気信号=音をいろいろ加工して、さまざまな音を作り出すわけですね。

フィルター(Filter)

フィルターは、音の特定の周波数を削って加工する部分です。

フィルターっていったい何?基本的な仕組みと使い方【音楽制作】で解説したフィルターそのものです。

オシレーターで生み出された音は、いろいろな周波数の音を含んでいるので、それをフィルターで削って音色を加工します。

LFO(Low Frequency Oscilator)

これは、シンセを触ったことがない方には初耳の単語なのではないかと思います。

LFOも最後に(Oscilator)とついている通り、電気信号を生み出す部分なのですが、LFO単体では使わず、他のセクションとセットで使います。

例えば、LFOで生み出した信号をオシレーターに送ると、LFOの信号によって、オシレーターの信号が変化してピッチが時間変化します。

またフィルターに送れば、同じく音色が時間変化します。

アンプエンベロープ(Amp Envelope)

アンプの一種で音量を調整する部分なのですが、細かな音量の時間変化を指定できるものが多いです。

サンプラーとは何か?

さて、タイトルにあるものの中で一つ登場していなかった、サンプラーについて考えてみましょう。

最後にまわしたのは、先にオシレーターの話をしたかったからです。

サンプラーとは、その名のとおり音をサンプリング(要は録音することです)して、サンプリングした音を出すことができるものです。

アナログシンセではオシレーターで電気信号を作っていますが、サンプラーの場合はその代わりに録音した音を利用しているのです。

なので、サンプラーもシンセサイザーの一種です。ややこしいのですが、サンプラー型のシンセサイザーも音を出す部分はオシレーターといいます。

今のデジタルシンセは基本的にサンプラー型のものが主流です。

まとめ

  • 鍵盤がついてればキーボード
  • 音を録音して出すのがサンプラー
  • シンセサイザーとは、自分で音を合成、加工できる電子楽器
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