なぜ人気?BOSSエフェクターのここがすごい!

次々と新しいメーカーが生まれ廃れていく「ギターエフェクター業界」において、長く愛されているBOSS。皆さんもよくご存知でしょう。

1970年代後半からヒット作を連発し、様々なエフェクターにおいて「王道サウンド」を確立してきました。BOSSエフェクターがなぜ支持されているのか、使ったことのある方はなんとなく見当がつくでしょう。

しかしBOSSがこれだけ長い間競争に勝ち抜き、支持され続けているのは偶然ではありません。BOSSが培ってきた徹底した「ユーザー目線」を知ることで、さらに良き相棒となることは間違いありません。

今回は『BOSSエフェクターの人気の秘密』を探ってみます。

目次

  • 価格がお手頃
  • 耐久性が高い
  • 信頼のエフェクト音
  • 豊富なバリエーション
  • 9V稼働可能
  • 中古市場も在庫豊富
  • 持ち運びしやすいサイズ
  • まとめ

価格がお手頃

BOSSコンパクトエフェクター(通称BOSSコン)が「1台目のエフェクター」だった人、多いのではないでしょうか。その理由はやはり「プロも使っている機材が安く手に入ること」でしょう。

BOSSコンは基本的に、10,000円以内で購入可能です。コンパクトエフェクターの中では安価な部類に入ると思いますが、この低価格にもかかわらず爆発的な人気を誇る商品が少なくありません。

またBOSSは近年、より高品質なものをリリースしています。世の中の「高級ハンドメイドエフェクター人気」に対抗するためのものでしょう。ハンドメイドで手間のかかるようなものも、なるべく価格を上げずに売りたいという意図から、20,000円以内で手に入るようなモデルがいくつも登場しています。

耐久性が高い

耐久性が高いことはBOSSコンの長所の最も大きなポイントでしょう。

筐体はアルミダイキャストボディが採用されています。長年使用することによる塗装の剥がれはありますが、アルミ筐体が破損して使えなくなることはほとんどありません。

スイッチ方式はエフェクターによくある「パチッ」と音のするタイプではなく、内部のスプリングで動くものです。この方式はノイズに強いだけでなく、非常に壊れにくいシステムなのです。

またBOSSでは100万回の耐久テストが行われています。圧倒的に手間をかけられているようです。

2014年には、過去に販売された全モデルを対象に5年保証が付加されました。ここまでで、耐久性や機能保証に対して細心の工夫がされていることがわかりますね。

信頼のエフェクト音

BOSSのエフェクターは、何よりもエフェクト音に対しての信頼が厚いです。歴史の中で、エフェクター業界に数々の「新たな流れ」をつくってきました。

例えばBOSSの大人気オーバードライブBlues Driver BD-2。それまでのオーバードライブと全く違う質の歪みを生み出したブルースドライバーは、「モダンオーバードライブ」として今でも絶大な人気を誇ります。販売当時、誰も予想していなかった歪みでしたが、人気が高まるにつれてスタンダードな音として認知されました。

発売から時間が経っても人気があるモデルはまだまだあります。例えばコーラスエフェクターの元祖、CE-1。また、Over drive ODシリーズ、Super Over Drive SDシリーズ。

これらのサウンドが「王道」とされていることは、他社マルチエフェクターなどでモデリングされることからもわかるでしょう。「色・形」だけでBOSSコンを想像できるため、操作画面に表示される「アイコン」もBOSSそのままのデザインが採用されていたりします。

BOSSは、世代やメーカーを超えて「ド定番の音」として認知されるエフェクト音を作ってきたのです。

豊富なバリエーション

現在までに販売されている機種は約120機種です。コンパクトエフェクターだけでもたくさんの系統が販売されています。

基本的な歪み・空間・モジュレーション・ダイナミクスなどは全てカバーされています。それ以外にマルチエフェクターなどの高機能エフェクトシステムやアコギ・ベース・ボーカル用の販売とバラエティ豊かです。チューナーなどのユーティリティグッズもBOSSコンの筐体で販売されています。

系統モデル
歪み・空間・モジュレーション・ダイナミクスOD-3、CE-5、DD-7、GE-7
マルチエフェクター・多機能スイッチャー GT-100、ES-8、MS-3
アコギ用・ベース用・ボーカル用・ギターシンセ AD-10、BC-1X、VE-8、SY-300
チューナー・ノイズリダクション・ラインセレクターTU-3、NS-2、LS-2

9V稼働可能

採用されている電源形態は、電池とACの2系統です。ACはセンターマイナスの9V電源で、非常にポピュラーなものです。現代のエフェクター事情にとっては当たり前のスペックですが、どんな場所でも使いやすい仕様ですね。

電池交換も簡単で、スイッチのネジを手で外すだけで電池にアクセスできます。

また、BOSS発売のラインセレクターLS-2やチューナーTU-3をペダルボードに組み込むことで、電源供給が可能になります。

90年代のACアダプターの規格変更に伴って、「音は出るけど本来の性能は発揮されない」エフェクターが出てしまいましたが、そのエフェクターもこの方法で電源供給が可能です。

中古市場も在庫豊富

販売台数が非常に多いので、中古市場にもたくさんの在庫が出回っています。どの楽器店にも必ず中古BOSSコンは売っており、中には傷などの状態から投げ売りにしてあるお店も少なくありません。

楽器店ではない中古販売専門店(ハードオフなど)であっても、多くのお店でショーウィンドーを1区画占めるような状況です。そういったお店では少なからず古い個体があるのですが、先ほど述べた耐久性によって機能は守られていることは多いです。

経年劣化しても機能生き続ける、BOSSほど中古で手に入れるべきエフェクターは他にないでしょう。

持ち運びしやすいサイズ

BOSSコンのサイズはコンパクトエフェクターの定番となっています。縦12センチ、横7センチサイズです。大きめのスマートフォンくらいでしょうか。

エフェクターの歴史的名機と呼ばれるモデルは、今と比べると「大きい」「重い」モデルが多かったですね。その点、BOSSコンの名機はほとんどがBOSSコンの筐体で手に入るため、名機のサウンドを持ち運びすることも可能です。

持ち運びに優れているだけでなく、扱いやすいことも特徴の一つです。踏みやすくボードを組みやすい高さ、厳選されたつまみの数と大きさ、スイッチオンオフでつまみを踏んでしまわないような設計など、ユーザーが気づかないうちに触れている使いやすさは沢山あります。

シンプルで変わりらないデザインこそが使いやすさにつながっていると、高く評価されています。

まとめ

  • 低価格で頑丈な筐体、信頼の機能/エフェクト音
  • バラエティ豊かなラインナップ
  • BOSSコンこそ中古市場で手に入れよう

膨大な数の販売台数やベストセラーモデルを持つイメージのBOSSでしたが、この人気の裏にはユーザーに見えないところで数多くの努力がされていました。40年以上支持を受け続けているその努力に、感銘を受けずにはいられません。これからも、BOSSの発展が楽しみです。

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