2017年発売の最新マルチエフェクター特集!

2017年に、いくつかの新しいマルチエフェクターが販売されました。メーカーがこれまで養ってきたモデルを改良したものから全く新しいモデルまで、目を見張るような低価格/高機能が実現しています。

最新鋭のマルチエフェクター1台で、どのようなことができるのでしょうか。マルチエフェクターに興味がない人も必見の機能が満載です。

最新のマルチエフェクターテクノロジーに乗り遅れないために、マルチエフェクターに関する知識と新商品の情報を特集します。

目次

  • 機能は上がり、値段は下がる傾向
  • PCの普及も影響
  • 最新のマルチエフェクターを紹介
    • Freeアプリからエフェクトをダウンロード HOTONE/XTOMP mini
    • スイッチャーにマルチエフェクターを融合 BOSS/MS-3
    • 高性能+実用性を備えたモデル Atomic AMPLIFIRE 12
  • 今後も更に多機能で低価格なものが出るのでは!?
  • まとめ

機能は上がり、値段は下がる傾向

マルチエフェクター市場は、この10年で驚くほど高機能、低価格が実現されてきました。時代に先駆けてマルチエフェクターの小型化・低価格化を実現した例に、zoomの低価格マルチがあります。

zoomは当時から、10,000円内に収まるようなエフェクターを開発していました。開発を始めた当時はエフェクト音の質が不評でしたが、近年は高音質を実現。低価格/高音質の常識はzoomが先駆けたといっても言い過ぎではないでしょう。

ここ数年で低価格高機能のニーズをうけた商品はたくさんあります。例えば、BOSSのGT-100。GTシリーズは国内でも最初期に販売されたマルチエフェクターです。

プロユースにも耐える音質でしたが、78,000円と高価格だったのが難点でした。

近年販売されたGT-100は、47,000円という低価格を実現しました。またGTシリーズの最新機種GT-1とGT-001では、GTシリーズの品質がより安く手に入るようになりました。

機種名価格(販売当時)主な特徴
ZOOM/G2.1u 13,000円zoom低価格マルチのラインナップで、音質が劇的に向上し人気が出た機種
BOSS/GT-578,000円BOSSマルチGTシリーズ初号機。高機能高価格
BOSS/GT-10047,000円現代BOSSのフラッグシップマルチ。
BOSS/GT-1 20,000円GTのサウンドや性能をより手に入りやすくした
BOSS/GT-001 29,800円GTのサウンドや性能をより手に入りやすくした

PCの普及も影響

マルチエフェクターが必要とされるようになったことは、エフェクター市場が拡大したことも関係しています。

家庭用パソコンの高機能化で、一般の方が手にするようなパソコンでも無理なく音楽制作ができるようになりましたね。

「DTM(デスクトップミュージック)」という言葉が表すように、自宅で手軽に音楽制作をしたいと思うユーザーが増えたようです。

これがきっかけで、ギタリスト/ベーシストだけでなく音楽に関わる様々な人がエフェクターに興味を持つようになりました。

DAWソフトに内蔵されているプラグインエフェクトでエフェクターを使うようになり、自宅でリアルタイム録音する人ときにはプラグインよりも直感的に操作できるハードウェアを手にしよう、という思考は難なく理解できるはずです。

今回の主役であるマルチエフェクタータイプは、「エフェクターをあまり知らない人でも」「膨大な量のエフェクターを」「低価格で」手に入れることを実現できるため、エフェクターを始めて購入するのにも適しています。

新たに参入してきたユーザーの手に取りやすいマルチが開発され、エフェクターの市場規模は拡大しています。

最新のマルチエフェクターを紹介

FreeアプリからエフェクトをダウンロードHOTONE/XTOMP mini

HOTONEから販売しているマルチエフェクターXTOMPをサイズを小さくし、安く手に入れられるようにしたXTOMP miniが、2017年7月15日に販売しました。

低価格を実現していますが、搭載された機能はXTOMPと同じもの。DSP(デジタル信号処理)システムをもとにした、エミュレーション技術が採用されています。

システムは、iOS/Androidの純正アプリをダウンロードし、その中で選んだエフェクターのエミュレーションをXTOMP mini本体が実現するものです。

有名エフェクターや入手困難なヴィンテージエフェクター、最新のエフェクターやチューブアンプをローディングすることでエフェクト音が得られます。

現在メーカーでは30アンプモデリング、50エフェクトモデリング、30HOTONEオリジナルエフェクトを公開していますが、毎月新しいエフェクトが追加されています。

エフェクトモデリングは、スマホ上のアイコンを見て一目で何のメーカーのどのモデルかわかるように設定されています。マルチではモデリングとしながらも、音が似ていないことがありますが、XTOMP miniは高いレベルでモデリングしています。

接続はBluetoothで、ローディングは数秒で行えることや、スマホから本体の設定をリアルタイムで変更できることから、ステージ上でいくつものエフェクターをこれ一つでまかなうことを想定しています。

メーカー希望価格は16,000円。マルチとしては最安の部類に入る価格でしょう。

スイッチャーにマルチエフェクターを融合 BOSS/MS-3

2017年6月10日に発売されたBOSS/MS-3は、メーカーサイトで「今までにない発想でペダルボードを構築できるマルチエフェクトスイッチャー」と紹介されました。

とにかく「拡張できること/選択できること」が多いモデルです。

エフェクトエンジンとスイッチャーを合わせた本機は、内部エフェクトとスイッチングを自由に行える設計です。

内部では6系統のエフェクトを同時使用することができます。エフェクト音はギター/ベース合わせて112種類、BOSSのエフェクトエンジンですので音質は信頼できます。

それに加え、3系統の外部ループを接続可能です。内部で組んであるエフェクターとの順番がフレキシブルに変えられるので、コンパクト→マルチ→コンパクトや、マルチ→コンパクト→マルチなど自由な接続が可能です。

プレイアビリティにも配慮されています。内部エフェクトのON/OFF、外部ループのエフェクターのON/OFF、ユーザーがメモリーしておいた接続順(パッチ)の切り替え、などフットスイッチで操作できることをユーザーが選べます。

外部フットスイッチなど機能を拡張する端子も幾つか搭載しており、タップテンポなど幅広い機能を割り当てることが可能です。

価格は51,800円、すでにGTシリーズの最上位機種よりも高い価格ですので、今後BOSSの主力製品になっていくのかもしれません。

高性能+実用性を備えたモデル Atomic/AMPLIFIRE 12

一目見て、たくさんのフットスイッチ、シンプルなデザインのエフェクトコントロールつまみが、操作のしやすさを想像させてくれますね。

2016年末に滑り込みで発表されたのは、Atomic/AMPLIFIRE12。Atomicから販売されていたAMPLIFIREというマルチエフェクターをもとに、より操作しやすい上位モデルとして発表されました。

オリジナルは3フットスイッチ構成でしたが、AMPLIFIRE12では12スイッチ構成に大幅拡張。

また、拡張用の端子もエフェクトループとエクスプレッションペダルが兼用だったものを独立させ、よりプレイヤーのかゆい所に手が届く設計になっています。

エフェクトエンジンはstudio devil社製のアンプモデリングを交えた本格的な使用で、128のプリセットが搭載されています。

1プリセットには2アンプキャビネットと14のエフェクトで構成され、自由に変更できます。合計16のブロックを使用可能なのは圧倒的なスペックですね。

価格は120,000円。完全なるプロユース価格ですが、価格に見合った信頼の性能を手にすることができます。

今後も更に多機能で低価格なものが出るのでは!?

ギタリスト/ベーシスト以外の人気が高まってきています。ボーカリストや管楽器奏者にも様々な形で利用されていますね。

ギターエフェクターの王道サウンドなどよりも「新しいサウンド」「斬新なサウンド」を求める傾向が強まっているとも言えます。

低価格で多機能なマルチエフェクターは、そういったユーザーのニーズに応えられるはずです。これからも、様々なシーンでマルチエフェクターは使われていくでしょう。

コンパクトエフェクターで音を実現していく形は支持されつづけるでしょうが、マルチによるエフェクター使用は新たなジャンルになっていくかもしれません。

まとめ

  • 低価格/高品質が実現している
  • 1台で幅広いサウンドを得るにはHOTONE/XTOMP mini
  • 低価格/高機能を知りたければBOSS/MS-3

いかがでしたでしょうか。最先端のテクノロジーを駆使して製品が開発されていくのを見ていくと、時代の変化を知ることができますね。毎年発売になる新商品をチェックしましょう。

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