ギブソンに引けを取らない人気!エピフォン エレキギターの歴史

エピフォンというメーカーは聞いたことがあると思います。現在では、エピフォンのエレキギターはギブソンの廉価版として最初の一本に購入する人も増えていますね。

しかし、かつてはギブソンとそのシェアを競い合う程の技術を持ち、エピフォンはギターメーカーの中でももっと長い歴史を持つメーカーの一つなのです。

今回はそんなエピフォンのエレキギターの歴史について紹介していきたいと思います。

エピフォンの設立

エピフォン ロゴhttp://www.epiphone.jp/
エピフォン社は、トルコで材木商をしていたアナスタシオス・スタトポロウがアメリカに渡り、彼の息子のエパミノンダス・スタトポウロが1928年に設立しました。

英語の「Epiphene」とはスタトポロウのニックネームであった「Epi」と音という意味の「phone」を合わせた造語です。同時に、「epiphonous」というギリシャ語で「父の夢を息子が叶える」という願いも込められています。

エピフォン社設立の前は、当時アメリカが流行していたマンダリンを制作していましたが、会社設立の頃からギターの製作も開始しました。

ギブソンとのシェア争いの果てに・・・

エピフォンは当時からギブソンとそのシェアを競い合っており、よりよいもの、最新のものを発表していました。

その技術力のおかげで、エピフォンは現在の革新的な技術をいくつも生み出しました。今では当たり前となっているトーン・コントロールを始め、ダブルネックのギターもエピフォンが世界で初めて開発しました。

トーン・コントロールhttp://www.teenarama.jp/epiphone70slp.html
しかし、1945年にエパミノンダス・スタトポロウが亡くなってしまったために、弟のオーフィ・スタトポロウが会社を引き継ぎました。

エピフォンは高い技術力を持っていましたが、1957年にライバルのギブソン社に買収されてしまいました。

ギブソン傘下でもギブソンに劣らぬ技術力、人気

ギブソンの傘下になりながらも、ギブソンへの対抗心はなくなりませんでした。

ギブソン社ES-335の対抗モデルとして「Riviera」、ES-355には「Sheraton」、ES-330には「Casino」、

Les Paul Junior などには「Olympic」「Coronet」など、それぞれ対抗モデルをエピフォン・ブランドで発表。

引用元:ギター用語マメ知識 Vol.7 エピフォンのギターってどなの !?

エピフォンはギブソンの中では、ギブソンの下位の下位という初心者モデルという位置づけでした。

しかしその技術力も評価されていたことと、当時人気を博していたビートルズのメンバーたちがエピフォンのカジノを使用していたことから、大人気となりました。

生産の拠点をアジアに〜日本生産の開始〜

エピフォンのエレキギターを1970年〜1990年代前半は、日本で生産されるようになりました。このことは、日本で初めて海外メーカーのギター生産を請け負うという事でした。

この当時のエピフォンのエレキギターは、丁寧な作りで海外からの評価も高く、中古となっても高額で取引されるほど品質がよくできていました。

エピフォンJAPANhttp://www.teenarama.jp/epiphone70slp.html
1990年代後半には、生産工場を韓国などに移しました。韓国での製造によって品質は劣化してしまいました。そのため、この当時に作られたエピフォンのエレキギターはよく酷評されています。

2005年からは、中国で生産するようになりましたが、その品質はより劣化してしまします。

2006年12月に日本で輸入総代理店をしていた山野楽器とアメリカのギブソン社との契約が切れたことで、ギブソン社は品質の改善に乗り出しました。

そのため、近年製造されたエピフォンのエレキギターはその品質を改善しています。

ちなみに現在ではエピフォンを輸入している代理店はおらず、アメリカのギブソン社直属の日本法人、ギブソン・ギター・コーポレーション・ジャパンが共有を日本向けに行っています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

エピフォンのエレキギターは、

  • アメリカ、日本で生産されたものは今でも評価が高い
  • 韓国、中国で生産されたものには注意が必要
  • 近年生産されたものであれば、中国製でも安心

といった特徴があります。

エピフォンと聞いて、すぐに決めつけるのではなく、歴史を知ることで少なからず弾いてみたくなったのではないでしょうか?

ギターを始める一本目としても、中上級者にとってもコストパフォーマンスのよいギターが揃っているので是非試してみてください。

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