ギターに派手さはいらない!ギブソン レスポールスタジオの特徴

レスポールと言えばギターを弾かない人でも見たことがあり、エレキギターを象徴する代表的なモデルですよね。ですが一口にレスポールと言っても様々な種類があり、いったいどれを選べばいいのかわからない!という初心者の方もいるかと思います。

今回はそんなレスポールの中でも、比較的安価なエントリークラスであるレスポールスタジオをご紹介していきます。

目次

  • プレーントップの落ち着いた見た目
  • スタンダードと仕様を比較
  • 毎年繰り返すマイナーチェンジ
  • スタジオが好きならこれも好きかも!オススメレスポールメーカー3種
    • コスパが優秀!フェルナンデス
    • 隠れファンも多い ナビゲーター
    • 国産の隠れた名器 トーカイ
  • まとめ

プレーントップの落ち着いた見た目

レスポールスタジオはレスポールスタンダードを元に、木材のグレードを下げる等のコストダウンを図ったエントリーモデルです。

廉価版レスポールと言えばレスポールスペシャルやレスポールジュニア、メロディメーカーなどが挙げられますが、これらはボディ構造やピックアップ等が異なっているのでもはや別のギターという位置付けになってしまいました。

これを受け、ボディ構造等を同様にし極力サウンドに影響がでない部分をコストカットすることによってレスポールスタンダードの正式な廉価版という形でリリースされます。

木材に関してもメイプルトップ、マホガニーバック、マホガニーセットネックとスタンダードと同じものを使用しています。

外見的な特徴としては、まずネック・ボディのバインディング(外周を覆っている装飾)を廃止。

ボディは塗りつぶしやメイプルの木目がなかったりと、全体的に地味と言ったら失礼かもしれませんが、落ち着いた外見となっています。

ボディトップのアーチもスタンダードと比較して緩やかなカーブになっており、その分トップ材の厚みが抑えられています。

これらのコストカット策は、結果として装飾を排して洗練されたモデルと評価されており、派手さを求めないプレイヤーにはピッタリと言えるでしょう。

スタンダードと仕様を比較

基本的な構造はスタンダードとほぼ同じと言ってもいいかと思います。

上でも述べたとおりメイプルトップ、マホガニーバック、マホガニーセットネックはスタンダードと同様ですし、2ハムバッカー、2トーン、2ボリューム、トグルスイッチ等操作系も変わりません。

一番の違いはやはり木材のグレードでしょうか。

レスポールスタンダードがAAメイプルなのに対し、スタジオはBメイプルを使用しています。

また、サウンドには直接関係ありませんがピックガードがないのも特徴ですね。

ピックアップはスタンダードがBBプロ、スタジオが57クラシックとこのあたりにも明確な差がつけられています。

ピックアップに関しては木材と違って交換することも可能なのでスタンダードと同じものを搭載、なんてことも可能です。

同じレスポールというモデルではありますが、やはり廉価版とでは構造は同じでもしっかりと差がつけられていますね。

モデル名ボディ材ピックアップ価格
スタンダードフレイムトップバーストバッカーなどのパワータイプ¥280,000~
スタジオプレーントップ590Rなど落ち着いたサウンド¥139,000~

Standard vs Studio vs Traditional

毎年繰り返すマイナーチェンジ

レスポールの歴史と伝統をしっかりと踏襲しつつも、年々進化を遂げているレスポールスタジオですが、近年のモデルは特に現代にマッチした機能が搭載されています。

2015年モデル

2015年にはレスポールスタジオに限らず全モデルで自動チューニングが搭載されるようになりました。

元々は「Min E-tune」という自動チューニングシステムでしたが、2015年モデルからは更に精度が増した「G FORCE」というシステムになっています。

全ての弦のチューニングが数秒で完了する上に、半音下げなどのイレギュラーなチューニングにも対応しています。

2016年モデル

2016年モデルでは「T」と「HP」の二種類のモデル展開をしています。

「T」はトラディショナルモデルで、伝統的なギブソンレスポールスタジオという感じで、最新機能をつめこむというよりは、今までの歴史に敬意を表したシンプルな仕様です。

対して「HP」はハイパフォーマンスモデルで、G FORCEをはじめとする最新機能をふんだんに盛り込んだモデルとなっています。より現代に即したモデルと言ったところでしょう。

G FORCE紹介動画

さて、それでは自動チューニングを動画で見てみましょう。

今までチマチマと時間をかけてチューニングしていたのがバカみたいに思えるほどすごいシステムですよ。

スタジオが好きならこれも好きかも!オススメレスポールメーカー3種

コスパが優秀 フェルナンデス

フェルナンデスからはBurnyというブランド名でレスポールモデルがリリースされています。

その中でもちょっと奇抜なモデル、RLC-240Sというモデルはいかがでしょうか?

パッと見は通常のレスポールカスタムのような見た目をしているのですが、何とブリッジがフロイドローズモデル。更にはフルサスティナーまで搭載しているという変わり者です。

まさかレスポールで大胆なアーミングができるなんて思う人がいるでしょうか。そりゃ改造すればできるのでしょうけど、最初からこの機能を搭載したモデルってなかなかありませんよね。

もちろんボディとネックはレスポール同様マホガニー。

細部の細かい作りも安心の日本製です。

ただ、限定生産モデルということもあり価格はちょっと御高めの20万前後。

もし楽器屋で見かけたらためしに弾いてみるのもいいかもしれませんね。

隠れファンも多い!ナビゲーター

ナビゲーターはESPが展開するブランドの一つで、N-LPシリーズという高品質なレスポールモデルがリリースされていますが・・・正直高いです。

先進的なESPと違いナビゲーターでは伝統的なギターのコピーモデルを多く生産していますが、上記の通り価格も高く、平気で40万円とかいってしまいます。

ピックアップがセイモアダンカンというのがESPらしいので、セイモアダンカンのサウンドが大好きだけどレスポールがいい!という方にはいいのかもしれません。

でもそれだったら10万円くらいでギブソンのレスポールスタジオ買ってピックアップだけ載せ替えればいいかな、と思っちゃいますよね。

非常にクオリティも高くサウンドも素晴らしいギターなのですが、同じ値段を出すならば本家の方がいいという人も結構いるのではないでしょうか。

国産の隠れた名器 トーカイ

コピーモデルの雄と言われるトーカイ。当然トーカイのレスポールモデルも抜群のクオリティを誇る一本です。

価格も非常に手が出しやすく、5万円以下で買えるレスポールモデルもあります。

安いとはいえボディもマホガニーですし、サウンド面でも不満はありません。

始めたばかりの高校生とかにはちょうどいいのではないでしょうか。

価格も安いので技術がついてきたら改造用としてサブにまわす、なんて使い方もアリだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

レスポールスタジオはレスポールスタンダードの廉価モデルということもあり、おおむね10万円台くらいで購入が可能なモデルです。

  • 比較的購入しやすいモデル
  • HPは最新機能盛りだくさん
  • 他メーカーのレスポールも人気

初心者でもメーカーにこだわりたい!という方は少し貯金すれば決して届かない金額ではないかと思いますので非常におすすめです。

もちろん、中級者や上級者のサブギターとしても十分すぎる能力を発揮してくれますので、この機会に是非とも一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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