超有名ペダルBIG MUFFを生み出したELECTRO-HARMONIXの特徴

BIG MUFF、Small Cloneと聞くと見たことあるよ!とか知ってるよ!という人もたくさんいるかと思います。楽器屋に行けばだいたい置いてあるペダルですし、雑誌などでも目にする機会は多いですからね。しかしエフェクターは見たことあるしどんなのかもだいたいわかるけどメーカーをご存じないという方が以外にも多いようなのです。

今回は実はあまり知られていないような気がするELECTRO-HARMONIX(エレクトロ・ハーモニクス)の歴史や定番モデル、他社のペダルとの比較などをご紹介していこうと思います。

目次

  • ELECTRO-HARMONIXの歴史
  • 有名ペダルから最新ペダルまで!エレハモの代表モデル
    • ファズと言えばコレ!BIG MUFF Pi
    • カートが愛したコーラス!Small Clone
    • ギターがシンセに!?最新ギターシンセサイザー!SYNTH9
  • どこが違う?各社ファズの比較
  • JIM DUNLOP/Fuzz Face
  • One Control/Baltic Blue Fuzz
  • Blackout Effectors/Twosome Dual Fuzz
  • まとめ

ELECTRO-HARMONIXについて

ELECTRO-HARMONIXの略歴

ELECTRO-HARMONIXはマイク・マシューズ氏によって1968年に設立されたエレクトロニックサウンドプロセッサーを製造する会社です。エレクトロニックサウンドプロセッサーなんて言われると横文字嫌いの人はなんのこっちゃと思うかもしれませんが、要するにギター等の周辺機器、つまりはエフェクターなどを生産する会社ということですね。

ニューヨークに本社を置き、1971年にリリースされたBIF MUFF Piは同社を代表するモデルになっているのはみなさんご存じでしょう。

同社が最初に売り出したエフェクターはアクシズファズペダルでした。このペダルは劇的にギターサウンドを変えることができ、強力なサスティーン、強い歪みを生み出し後にリリースされたトレブルブースターやベースブースターと共に爆発的な人気を得ることになります。

とはいえ個人的にはファズって飛び道具的なペダルだと思っているのであまり使う機会が少ないペダルなんですよね・・・

ファズのサウンド

そもそもファズとはどういったサウンドなのでしょうか。なんかすごい歪む、ノイズみたいな音がする、そんなイメージの人も少なくないのではないでしょうか。

とりあえずまずはファズの音を聴いてみてください。なんとなくどんなペダルかが見えてくるかと思います。

有名ペダルから最新ペダルまで!エレハモの代表モデル

ファズと言えばコレ!BIG MUFF Pi

ファズと言えばBIG MUFFと言っても過言ではないくらい今では有名なペダルですが、そもそもファズってなぜ生まれたのかを少しご説明したいと思います。

ファズが生まれたのは1960年代。まだオーバードライブもディストーションもない時代で、アンプのヴォリュームを上げるしか歪みを得られる手段がなかった時代です。そんな時代に登場した強烈な歪をもつペダル、そりゃ多くのギタリストが飛びつくのも納得です。

オーバードライブ、ディストーションの登場により一時は姿を消しますが、今では復活し、トリッキーなプレイで使用される飛び道具的なポジションのペダルとして人気を得ています。

BIG MUFFは1968年に登場し、ディストーションのような歪みから音が潰れきったファズトーンまで幅広いサウンドメイクを可能にしたペダルです。カート・コバーン、サンタナ、ジミ・ヘンドリックスなど名だたるレジェンドギタリストからも愛されていた名機です。

BIG MUFF Piのサウンド

カートが愛したコーラス!Small Clone

Small Cloneはアナログコーラスの代表的なペダルで、初心者でも扱いが楽なシンプルな操作性と繊細で温かみのあるサウンドが特徴です。

ちなみに、Nano Cloneモデルもリリースされており、こちらはサウンド等がまったく同じにもかかわらずサイズがコンパクトになっているのでボードの場所を取らないというのが魅力的ですね。

カートはBIG MUFFも愛用していたのでELECTRO-HARMONIXのペダルがお気に入りだったのでしょうね。

Small Cloneのサウンド

ギターがシンセに!?最新ギターシンセサイザー!SYNTH9

SYNTH9はギターやベースの音をヴィンテージシンセサイザーのサウンドに変身させるギターシンセと呼ばれるペダルです。ギターシンセを使う場面というのはそうないとは思いますが、ちょっと気になるペダルですよね。

筆者もまったく必要ないのにそのうち買おうかなと思っているペダルの一つです。

つなぐ順番としては一番ギター寄りにつなぎます。その後ろに歪系、モジュレーション系とつながないとサウンドをうまく認識してくれないので注意が必要です。

SYNTH9のサウンド

いかがでしょう。

もうギターの音ではありませんよね。ギターシンセを使いこなせれば表現の幅が格段に広がること間違いなしです。

どこが違う?各社ファズの比較

さて、それでは代表的なペダルであるBIG MUFFを例に、いくつかファズを聴き比べてみましょう。

潰れた歪みに違いなんてあるの?と思うかもしれませんが聴いてみてください。

JIM DUNLOP/Fuzz Face

One Control/Baltic Blue Fuzz

Blackout Effectors/Twosome Dual Fuzz

ポンポンポンと3つほど動画を載せてみましたがいかがでしょう、それぞれの違いはわかりましたでしょうか。

どのペダルもファズとは言え音が潰れすぎず、いい塩梅に歪んでいますよね。

Fuzz Faceは太い歪みながらも音の粒がしっかりと残っており、Baltic Blue Fuzzややハイが強め、Twosome Dual Fuzzはディストーションに近いファズと言ったところでしょうか。

JIM DUNLOP以外はあまり聞きなれないメーカーかと思います。エフェクターは有名企業から個人レベルのハンドメイドまで様々なメーカーがあるので、色々と比較して自分好みのサウンドを見つけるのも楽しみの一つですね。

メーカー/モデル名特徴
JIM DUNLOP/Fuzz Faceファズ特有の音粒の荒さがウリの王道ファズ
One Control/Baltic Blue Fuzz少しハイが強めな音抜けの良いファズ
Blackout Effectors/Twosome Dual Fuzz ディストーションのようなきめの細かさを持ったファズ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

エレハモのペダルって実はいつも目にしているペダルだったんですね。筆者もギターをはじめてからしばらくはBIG MUFF=ELECTRO-HARMONIXという認識がありませんでした。おそらくファズ自体がそんなに多用するペダルではないので特にメーカーを意識していないという方が多いのではないのかなと思います。

ファズに限らず今回紹介したコーラスやギターシンセも非常に素晴らしいペダルですので、ぜひ一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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