オリエンタルやクラシック、J-POPサウンドを取り入れ、メガデスの黄金期を築いたマーティ・フリードマン

おそらく、ロックやギタリストにあまり興味が無いという日本人にとって、もっとも有名なギタリストが、マーティ・フリードマンでは無いでしょうか?ロックサウンドに、オリエンタルテイストやクラシックの要素を加え、さらにはJ-POPサウンドと日本の歌謡曲の旋律を組み合わせる事で、メガデスの黄金期を築きました。今回は、そんな彼のキャリアや日本での活動、使用するギターなどに迫ります。

目次

  • ワシントンD.C.に生まれ、14歳でギターを始める
  • カコフォニーで念願の初来日、メガデスの黄金期を築く
  • Linked  Horizonでの活動や棚橋弘至選手の入場など日本でも活躍
  • ジャクソン1ハム “KENNY”/アイバニーズ  シグニチャーモデル

ワシントンD.C.に生まれ、14歳でギターを始める

Last night in Roppongi

Marty Friedman Officialさん(@martyfriedman)がシェアした投稿 -

アメリカのワシントンD.C.に生まれたマーティ・フリードマンは、幼少の砌より音楽に親しみます。14歳になると友達から誘われたKISSのライブを観て、ギターを習い始めます。その後、独学で技術を磨きジミ・ヘンドリックスに心酔するカナダ人ギタリストのフランク・マリノらのプレイをコピーします。

その後、ハワイに移住したマーティは、日系人向けのラジオから流れる演歌や歌謡曲に強い関心を抱き、独自のギタープレイの原点を身につけます。

カコフォニーで念願の初来日、メガデスの黄金期を築く

1983年にパワーメタル・バンドのヴィクセンのギタリストとしてデビューしたマーティは、カコフォニーの一員としてアルバム『Speed  Metal  Symphony』(1987)を引っさげて、1988年に来日公演を実現しました。カコフォニーでのギタープレイは音楽関係者はもちろんのこと、ギターキッズの知るところとなりました。

ロサンゼルスに拠点を移したマーティは、バンドとしてブレイクする資格を持ちつつ、もうワンパンチを必要としていたメガデスのオーディションに参加し、見事に合格します。

初参加したアルバム『RUST  IN  PEACE』(1990)などの名作で見事な“マーティ・テイスト”を加えたことで、ロックバンドに限らず、ポピュラリティーのある音楽がヒットを飛ばすして、チャートを席巻していた1990年代にメガデスは黄金期を迎えました。

しかし、ヘビーメタルバンドにオリエンタルやクラシックなテイストを加え、成功を収めたメガデスだったものの、頂点に立って以降ポップロックなサウンドに傾倒したのを受けて、2000年にマーティはメガデスを抜け、新たな道へ進みます。

Linked Horizonでの活動や棚橋弘至選手の入場など日本でも活躍

メガデスを脱退したマーティは、2002年から拠点を日本に移します。さまざまな音楽番組や映画などに出演し、ヘビーメタルに関心が無かった日本人にも、その存在を認知されます。

また、日本の音楽知識も豊富で、歌が上手いと思う歌手について美空ひばりを称賛しています。

本業の音楽活動では、Sound  Horizonのシングル『イドへ至る森へ至るイド』(2010)や、Linked  Horizonのシングル『ルクセンダルク小紀行』(2012)とアルバム『ルクセンダルク大紀行』(2012)の世界観を表現すべく同じ年に横浜アリーナで開催されたRevo  Linked  BRAVELY  DEFAULT  Concertのシングルレコーディングとコンサートに参加します。

さらに2014年には、新日本プロレスが毎年開催している1.4東京ドーム大会でメインを務めた棚橋弘至選手の入場曲『HIGH  ENERGY』を生演奏しながらともに入場しました。

ちなみにプロレスラーではWWEのクリス・ジェリコとも共演しています。

もともとアイドルファンでもあり、2010年にはAKB48の国立代々木競技場 第一体育館でのライブを観るなど48Groupに強い関心を抱いていたマーティは、2014年にさいたまスーパーアリーナでおこなわれたHKT48のライブに参加しています。

ジャクソン1ハム “KENNY”/アイバニーズ シグニチャーモデル

Marty Friedman Officialさん(@martyfriedman)がシェアした投稿 -

Marty Friedman Officialさん(@martyfriedman)

幼少期に、慣れ親しんだクラシックに加え、ハワイ生活でラジオから流れていたオリエンタルミュージックや日本の歌謡曲、さらには、J-POPサウンドを取り入れたマーティのギターはオリジナリティー溢れるマーティ独特のニュアンスを生み出すことに成功しました。

ちなみに、音を聴いてその人とわかるギタリストに世界で活躍する布袋寅泰らの名前を挙げています。

使用するギターはメガデス時代のジャクソン 1 ハム“Kelly”や、シグニチャーモデルのアイバニーズMFM2などです。近年ではPRS、ギブソン・レス・ポールなども見受けられます。

この記事に関連する商品

  • 次世代のエレキギターPRSの特徴と種類、おすすめシリーズ

    次世代のエレキギターPRSの特徴と種類、おすすめシリーズ

    PRS(ポール・リード・スミス)は今や多くのギタリストに愛されているアメリカのギターメーカーです。主に「ハイエンド」と呼ばれる高品質、高価格なエレキギターを生産しています。1985年創業の比較的若いギターメーカーでありながら、その品質や音色の良さから絶大な人気、知名度を誇っており、エレキギター...

  • アイバニーズ・エレキベース「BTB」の特徴・おすすめモデル

    アイバニーズ・エレキベース「BTB」の特徴・おすすめモデル

    アイバニーズのBTBシリーズについて特徴とおすすめのモデルをまとめたので紹介していきたいと思います。アイバニーズのエレキベースは、日本メーカーという品質の高さとジャンルを問わない癖のないサウンドが特徴的です。各シリーズ、各モデルごとに明確なコンセプトを持ち、多くのプロのベーシストに愛用されてい...

  • 有名ギタリストも多数使用!Hughes&Kettnerアンプの特徴

    有名ギタリストも多数使用!Hughes&Kettnerアンプの特徴

    バンドのライブを見ていて、ギタリストの後ろにボウッ…と青く光るアンプを見たことありませんか?そのアンプがまさに今回ご紹介する「Hughes & Kettner(ヒュースアンドケトナー)」のアンプです。Hughes & Kettner(ヒュースアンドケトナー)のアンプは多彩且つ綺...

  • ギターアンプはどのメーカーを使うべき? ギターの種類に合わせたアンプの選び方

    ギターアンプはどのメーカーを使うべき? ギターの種類に合わせたアンプの選び方

    自分用のギターアンプを買うとき、スタジオに入ったとき、どのギターアンプがいいのか悩むことはないですか?なんとなくフェンダーが有名だから、ギターといえばマーシャルだから、という印象だけでアンプ選びをしていると、作りたい音が作れなくなってしまうかもしれません。この記事では、スタジオではどのアンプが...

  • コスパ抜群のエピフォンレスポールのおすすめモデル

    コスパ抜群のエピフォンレスポールのおすすめモデル

    ギブソン社の傘下として、低価格のコストパフォーマンスの良いギターを製造しているため、エピフォンには初心者の入門ギターというイメージの強いのではないでしょうか?しかし、実は馬鹿にできないクオリティの高さをご存知でしょうか。エントリーモデルだけでなく、中級以上の人にもぜひおすすめしたいです。今回は...

おすすめの記事一覧

楽器・機材を探す