Fender直系 Squierの作るエレキベースの特徴と魅力に迫る!

Fenderはレオフェンダーというエンジニアが1946年に立ち上げた楽器製造の会社です。

現在SquierはFenderの廉価版、というイメージですが、その実情はどうなのでしょう?そしてそのクオリティはどの程度あるのでしょう?

今回はSquierについて、その特徴や魅力を紹介していきます!

目次

  • 歴史を知る!
  • よく使われるウッドマテリアルは……
  • Squierが採用する「ボルトオンジョイント」とは?
  • 魅力的なラインナップ一覧
  • まとめ

歴史を知る!

Squier自体は1982年にFenderが神田商会やフジゲンと共に打ち出したブランドですが、その起源は実はFenderが買収したV.C. Squier Companyというギターストリングのメーカーにあります。

Squier誕生の背景には、ジャパンビンテージと呼ばれる日本製コピーモデルの存在がありました。

現在ジャパンビンテージと呼ばれる、1970~1980年代の高品質な日本製ギターのクオリティは非常に高く、その品質は時に本家のクオリティを凌駕しました。

そこで対抗策としてFenderが打ち出したのが、SquierとFender Japanです。

当初Squierは日本国内向けに展開されていましたが、ご存知の通りその後には世界展開されるブランドとなります。

余談ですが、「ジャパンビンテージ」、日本製ギターの高いクオリティとの競争に危機感を感じたFenderは日本人の技術者達の協力を得て80年代後半頃からそのクオリティを回復します。

そうした事情もあり、主に1970年代から1980年代のグレコ、ヤマハ、アリアなどの日本製ギターをジャパンビンテージと総称しているわけですね。

このころのSquierはプロのミュージシャンにも愛用者がいるほどにクオリティが高く、特にJVシリアルのSquierは高い評価を受けており、現在でも高値で取引されています。

ちなみに、JVとはJapan Vintageの意ですね。文字どおりですね。

よく使われるウッドマテリアルは……

Squierベースにはやはり、Fenderを基本にしたウッドマテリアルが使われています。

ボディにはアルダーやアッシュのほか、バスウッド、アガチスが。

ネックにはメイプル、指板にはメイプルやローズウッドです。

Fenderは1960年代多くのベースにはアルダー、1970年代の多くにはアッシュをボディ材として採用していました。

それらはのちにベース用のボディ材としてポピュラーなものとなり、Squierも当然ながら受け継いでいます。

アルダーには豊かなミドルが、アッシュには深いローエンドがあります。

そのほか、Squierではバスウッドとアガチスというウッドマテリアルを使ったモデルもあります。

バスウッドは他のウッドマテリアルに比べると軽量で、取り回しの良さが特徴的です。

これはエントリーモデルの特徴としてはとても大事な部分ですね。

また、軽量なために鳴りも大きく、軽快に、そして豪快な鳴りを得られる木材として評価されています。

アガチスはマホガニーという木材に少し似ているウッドマテリアルです。

マホガニーはギブソン系からハイエンド系まで広く使われる木材で、少し柔らかいウッドマテリアルです。ギブソンのイメージの通り、太くてソフトな低音が特徴的ですね。

ネックには一貫してメイプルが使われています。

メイプルは非常に硬質で、強度に優れています。これはベースのネック用のウッドマテリアルとしては理想的で、現在でも多くのメーカーがレギュラーとして採用しています。

塗装はマットな仕上げのモデルが多く、サラサラとした手触りはプレイヤビリティに優れています。

現代ではこのような仕上げのベースが多く、いわゆるグロスフィニッシュを採用するのはビンテージモデルなど、一部に限られているのが実情です。

指板にはローズウッドとメイプルがレギュラーですね。

Fenderは1960年代には主にローズウッドを、1970年代には主にメイプルを指板用に使いました。

ローズウッドは基本的に無塗装で仕上げられ、豊かなローミッドが特徴です。無塗装のため、定期的なメンテナンスをする必要があり、乾燥したまま放って多くと最悪の場合には指板の割れに繋がってしまいます。

メイプルは基本的には塗装ありで仕上げられます。メイプルは比較的白い木材のために、汚れがつきやすいです。単純に、それを防ぐための塗装ですね。(そもそも塗装は木材の保護の目的が第一なのです)

サウンドはタイトなローエンドとぱきっとしたトレブルが特徴。

当然ですが、これらは見た目も大きく違います。

Squierが採用する「ボルトオンジョイント」とは?

Squier Vintage Modified Precision Bass Fretless 3TS PRECIO: $299 #basses #squierbass #precisionbass

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ボルトオンはFenderが採用した画期的な構造です。

それまではクラシックな楽器に習って接着剤によってネックとボディをジョイントするセットネックというジョイント方法がポピュラーでした。

しかし、Fenderが採用したボルトオンジョイントはボディとネックを別々に生産できるため、コスト面に優れます。

例えばこれはリペアの観点においても大きな違いがあります。

ネックを外せるのかそうでないのかでは作業の難易度やかかる時間が大きく違うため、多くのリペアショップではボルトオンとセットネックでは工賃が違うのが一般的です。

セットネックに比べてアタック感の強いトレブリーなサウンドが特徴的です。

チャキチャキとしたカッティングや歯切れのいいスラップにはピッタリ。

アタックが強いため、リズムがはっきりと出てくるのでそういった意味でもベースにはぴったりのジョイント方法ではないでしょうか。

魅力的なラインナップ一覧

Squierには志向や価格によって、いくつかのラインナップが用意されています。

Affinity

SquierのエントリーモデルがAffinityです。

Affinityにはプレシジョンベースもジャズベースも、そして5弦やPJレイアウトのモデルも存在します。

そのどれもが「ジャズベース」や「プレシジョンベース」の名前を名乗ることを許されています。

世の中にあるフェンダーラインセンスを持たないジャズベースは正確には「ジャズベース」ではないのです。あくまでジャズベースモデル、プレシジョンベースモデル。

Affinitiは正真正銘の本物です。

ちょっと細かい点ですが、現在のAffinity5弦ベースは5連ペグのヘッドストックを持ちます。

細かい部分ですが、マニア受けするようなデザインを採用している点が非常に好印象です。

Cシェイプのメイプルネックはクセがなく、エントリーユーザーにはピッタリ。

使われているハードウェアも厳選されており、コストパフォーマンスモデルながらもある程度のクオリティを持っています。

Classic Vibs

クラシックなFenderのスタイルを模倣しているのがClassic Vibsです。

現在、ちょっと珍しいOPBと呼ばれるモデルも存在します。

これはOriginal Precision Bassの略で、通常のプレシジョンベースは2つのコイルで作られたスプリットピックアップを持ちますが、OPBは1つのコイルです。

1950年代に生産されていたOPBの仕様をしっかりと受け継いだClassic Vibs OPBは当然ピックアップも同じ仕様。

バタースコッチでフィニッシュされたボディ、1ピースのメイプルネック、ビンテージスタイルのチューナーにフィンガーレスト。完璧です。

タイトで硬質なサウンドが特徴で、ロックミュージックには最適でしょう。

Vintage Modified

ビンテージモディファイはその名の通り、あったらいいのにを実現する、モディファイラインです。

いくつか紹介します。

Vintage Modified Jazz Bass

こちら、一見普通のジャズベースですが、ネックがわずかに薄くシェイピングされ、グロスフィニッシュは長年愛用したようなフィーリングを手に入れられます。

Vintage Modified Precision Bass PJ

ボディシェイプはプレシジョンベースですが、リアにジャズベースタイプのピックアップが追加されています。

これにより、野太い低音を演出するフロントピックアップ、タイトで音程感のある低音を演出するリアピックアップを使い分ける、もしくはブレンドすることができます。

近年ロックミュージックにおいて広く使われているレイアウトです。Cシェイプのネックはサテンで仕上がれら、プレイヤビリティに優れます。

また、ブリッジはモダンで質量のあるものが使われています。各所まで気を使われたモダンベースとなっているわけですね。

Vintage Modified Jazz Bass V

近年需要の高まっている5弦ベースをジャズベースのスタイルでリリース。

わずかに薄いシェイピングのメイプルネックはグロスでフィニッシュされ、長年使い込んだような風格を感じます。

ボディはなんとソフトメイプル!ちょっと珍しいチョイスですね。

ソフトと名前はつけられていますが、一般的なウッドマテリアルに比べると硬質で、タイトなサウンドが特徴です。

ブラックのブロックインレイとバインディングはクラシックなフェンダーを連想させ、まさに文字通りビンテージモディファイ。

Vintage Modified Bass VI

1961年から1975年にFenderが生産したBass VIがなんとSquierで復活。こんなところも嬉しいですね。

30インチのスケールを持ち、チューニングはギターの1オクターブ下。

エレガントなホワイトパールのブロックインレイが施されたメイプルネックはモダンなCシェイプで仕上げられています。

まとめ

今回はFender傘下のブランド、Squierについてまとめてみました。

こうして改めて見るとSquier独自のラインナップや仕様も多く、そのクオリティも非常に高いものがあります。

Fenderだけではなく、Squierにも目を向けてみては如何でしょう。

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