マスタリングを一瞬に済ませる魔法の杖LANDR、Final Touchの特徴!

マスタリングとミックスダウンはよく混同されますが、厳密には、レコーディングの後、各トラックの録音データを最適な形にミックスするのが、ミックスダウンで、CDアルバムにする時に、曲間の時間や全体のボリューム感や、曲調の調整などを行うのが、マスタリングですが、最近はそれぞれの曲の最終調整も マスタリングとして表現されます。

今回はマスタリングに関する、Webサービス「LANDR」と、iOSアプリ「Final Touch」の特徴を解説します。

目次

  • マスタリングに新しい風が吹き始めました
  • AIを活用したLANDR
  • iOSアプリも登場
  • まとめ:マスタリングが身近に

マスタリングに新しい風が吹き始めました

マスタリングについては、DAWの最終工程で行う人や、ステレオにミックスダウンしてからエフェクトをかける人など、色々な取り組み方があるので、一概にベストな方法はありません。基本的に大事なのは音圧で、プロのCDの音量と、アマチュアの録音や、DAWの編集結果を聞くと、その違いに気ずくと思います。

レベルがピークになるギリギリで、録音することで、その後のミックスダウン時に、ノイズのない、自由な編集が可能になるように準備することが大事です。マスタリングは結果が全てで、そのプロセスには定石がありません。正解もないのかもしれません。

そんなマスタリングの作業を、初心者や時間がない人に向けて、効率的に行なう仕組みやアプリが、最近提案されています。

AIを活用したLANDR

LANDR社のLANDRサービスはWEB上でAI機能を活用して、アップロードした楽曲のジャンルや、曲調、曲想をデータ解析し、最適なマスタリングを施します。 特長はAI技術を活用しているため、経験が増えることによって、マスタリングの質的向上が図られることです。

また、音圧に関してはマスタリングされた後に、強度を選択できるので、好みの曲想に合わせることができます。それ以外の各種エフェクトなどの設定は一切必要なく、ある意味ではLANDRにおまかせということになります。

マスタリングの結果については、好き好きもあると思いますので、なんとも言えませんが、一定レベルの水準には達していることは確かです。

実際にマスタリング作業を行うとすれば、通常、数時間、あるいは数日かかる作業が、数分に短縮され、mp3ファイルであれば、月に2本まで無料でマスタリング出来ることから、上手く利用して、参考にすると、良いと思います。

AIを活用した、マスタリングとしてはプラグインソフトとして、iZotope社のNeutronも知られています。こちらは、DAWのプラグインとして機能し、トラック毎の特性(ヴォーカル、ギターなど)に合わせて、きめ細かい調整ができるのが売り物です。

iOSアプリも登場

iOSアプリでも、マスタリングソフトが登場しました。米国のPositive Grid社のFinal Touchです。Final Touchは、iOS端末を対象に、簡便にマスタリングを行なうアプリです。基本的には、ステレオミックスされた音源をFinal Touchに読み込むことで、マスタリングします。

音圧をアップするとともに、プリセットされたジャンル(ex.ジャンルや楽器、特殊効果など)を基本にマスタリングを実施します。Landrにくらべると、より極端にスタイルを強調するようにマスタリングを行いますので、ハマった時には、それなりの成果が期待できます。

プリセットも選択肢が多く、より細かな設定もできますので、試行錯誤をしながら、ベストを求めていくことができます。そして何よりiOSアプリなので、価格も安く、一度購入すれば、追加コストはかからないので、思う存分活用できます。

まとめ:マスタリングが身近に

マスタリングというと、結構面倒くさいイメージがありますが、ここへきて、手軽に、そして効率的に使えるサービスやアプリが登場してきました。あまり手間をかけずに利用できるので、アマチュアにとって、ますます、楽曲創りの環境が整ってきました。特に、スピード面では目を見張るものがあります。さあ、あとは演奏するだけです!

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