伝説の名機M1がiPadでよみがえる、KORG iM1アプリの特徴!

デジタルシンセサイザーではFM音源のヤマハDX7とPCM音源のKORG M1が双璧の名機と言われています。中でもM1の抜けの良いサウンドは、今でも沢山のファンがいます。そのM1サウンドがiPadで再現されています。

今回はiPadアプリKORG iM1 for iPadの特徴をご紹介します。

目次

  • デジタルシンセサイザーの名機M1
  • ソフトウェアシンセとして復活
  • ついにiPadアプリとして登場
  • まとめ:DTM市場のiOSアプリの動向に注目

デジタルシンセサイザーの名機M1

1988年に発売されたKORG M1は、シーケンサー機能とデジタルエフェクト機能を本格的に導入した”ワークステーション”として、総合的な楽曲創りができる、最初のデジタルシンセサイザーとして良く知られています。

キーボードに複数の音色を組み合わせるレイヤーや、スプリット等の機能を導入したのも、M1あたりからではないでしょうか。

そして、何にも増して、その独特の、いかにもシンセ的なシャリーンとした音色は、最近のナチュラル志向のシンセにはない持ち味を持っています。それまで、経営不振もありヤマハからのサポートを受けていた、KORGがM1の成功で勢いにのり、経営面でも大きな影響を与えた1台となりました。

当時は日本だけでなく、海外の著名アーティストもM1を使用し、デジタルシンセサイザーとしては画期的な10万代を超す、ベストセラー機種となり、その後のシンセサイザーの基本モデルにもなっています。また、キレの良いデジタルピアノの音色は、”M1ピアノ”として、その後のシンセサイザーにも移植されており、その音色には定評があります。

ソフトウェアシンセとして復活

そんな名機をソフトウェアシンセとして2005年に甦らせたのが、KORG Legacy collectionです。ハードウェアシンセサイザーM1の後継機種である、M1EXをソフトウェアシンセとして、完全サンプリングして発売しました。その機能はM1を超えるものでした。

ソフトウェアシンセがある意味ではハードウェア・シンセに追いつき、DTMが本格的に音楽づくりの正面に出てきた時代でもあります。KORG Legacy collectionでは、M1の機能に加えて、M1時代にはカセットROMで提供されていた、増設PCM音源も内蔵し、プログラム・データを含む強力なソフトウェアシンセとして登場しました。

ついにiPadアプリとして登場

そして、2015年に、ついにiPad版M1、iM1が3600円(為替などによって変動)で登場しました。M1の価格が確か10万円弱ですから、28分の1の価格で、あのM1サウンドが手に入るような時代になりました。iOSアプリにおける音楽ソフトの成長には、眼を見張るものがあります。

iM1は、単にM1をコピーするだけでなく、エフェクトの強化や、新たに、カオシレーターモード(XYパッドによる操作)を取り入れ、iPadに最適化された、ユーザーインターフェースを用意しました。M1時代の小さな液晶画面にくらべると、iPadの大きな画面は使いやすさの面では大きな進歩です。

M1が9Kgであったのに対して、iPadは、カバンの中に入れて持ち運べる便利なシンセです。その活用場面も大きく拡大します。

もちろん、midiキーボードとの接続や、bluetooth midiを利用したワイヤレスな接続も可能です。その他、KORG Gadjetとの連携や、Audio busやInter-App に対応することによって、Garage BandやiCubasisなどの、iOSアプリの音源としても活用できるなど、iOSの機能を十分活用できるアプリになりました。

まとめ:DTM市場のiOSアプリの動向に注目

M1という歴史的なデジタル・シンセサイザーがハードウェア・シンセが、ソフトウェアシンセに進化し、さらにiOSアプリへと進むプロセスは、まさに現代のDTMの進化の象徴です。

しかし、そこにはM1が作り上げた、「universe」といった伝説の音色がしっかりルーツとして残っています。DTMに最近AI技術が導入されるようになってきましたが、M1の歴史、そして音色は今後も継続するのでしょう。

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