最近よく見かけるPUNPEEって何者!? 全然パンピーじゃないその音楽センスと実力

フリースタイルダンジョンの人気から今まで以上にヒップホップへの関心が高くなっている昨今。 最近ヒップホップに興味を持ち出した、好きになったというリスナーなら1度はこの「PUNPEE(パンピー)」という名前を目にしたことがあるのではないでしょうか?

そんなPUNPEEの音楽センスと作品は、すでに日本の音楽業界に大きな影響を与え始めています。 POPS業界にテレビ、ヒップホップ業界だけに収まらないPUNPEEのセンスと実力!今のうちにチェックしとかないと、ヤバイかも。

目次

  • 一般ピーポー?PUNPEEとは何者?!
  • ヒップホップだけど万人受けするPOPなセンスとそのルーツ
  • メディアへの楽曲提供も!水曜日のダウンタウンのあのOPはPUNPEEの仕業
  • 加山雄三からRHYMESTERまで幅広い楽曲提供
  • 宇多田ヒカルが好きすぎて宇多田ヒカルのREMIXが全米iTunesで2位!
  • ジャンル問わず音楽シーン全体への影響に期待

一般ピーポー?PUNPEEとは何者?!

‪【NEWS】‬ ‪PUNPEE(PSG)のLINE公式アカウントが誕生!最新情報などいち早く発信‬ #punpee #PSG #SUMMIT

日本語ラップ専門アカウントさん(@rhymeboy_1993)がシェアした投稿 -

このメガネの親しみやすそうなお兄さん、そもそもPUNPEEて何をする人なんだという疑問。

PUNPEEの肩書きを順番に挙げると・・・ ヒップホップMC(ラッパー)、トラックメーカー、DJ、プロデューサー、サウンドエンジニア。 羅列するだけで、才能溢れまくりですね。

本人いわく、

良い言い方だと幅広く活躍中、悪い言い方だと何だかよくわからなく活動中

引用:SUMMIT

とのこと。

2002年から自主制作などで音楽活動を始めたPUNPEE。 その知名度が一気に上昇したのが、学生時代の同級生GAPPERと実の弟S.L.A.C.K.(5lack)の3人でPSGを結成し、2009年にPSGとしてデビューしたアルバム『David』。

PUNPEEはラップと大部分の曲のトラックの制作、そしてアルバムのトータルプロデュースもしています。

このアルバム『David』はKREVAやZEEBRAなど有名ラッパー達からも高く評価され、発売当時のヒップホップシーンにはかなり大きなインパクトを残しました!

そして、このアルバムでPUNPEEの名前は一気にヒップホップリスナーに知られるようになりました。

PSG / かみさま

『David』に収録されている「かみさま」という曲、リリック(歌詞)はもし神様がいればというなんともふざけた内容について。おもしろい。

そして、この音楽のトラックを作ってプロデュースしているのもPUNPEE!

バイオリンのループをヒップホップのトラックとして使うセンスに脱帽。不穏な雰囲気を漂わせつつもなぜかカッコ良いクセになるトラック。

PSG / 愛してます

これもPUNPEEプロデュースのトラック! もうイントロの時点でグッと惹きつけられてしまいますね。

PUNPEEの作るトラックは一般的なヒップホップのトラックのようなハードな印象のものではなく、ヒップホップに馴染みがない人でも聴きやすくてカッコ良いと思わせるトラックばかり。

ヒップホップだけど万人受けするPOPなセンスとそのルーツ

ヒップホップだけど、万人にもウケるどこかPOPなセンスはどこからきているのか? それはPUNPEEのルーツを辿れば見えてきます。

多くのジャンルの音楽や多種なカルチャーの影響

PUNPEEの父親はかなりの音楽好きだったらしく、家ではビートルズやソウル・レゲエなど色んなジャンルのレコードが常にかかっていて、小さい頃からかなりたくさんのレコードに囲まれて生活をしていたそう。

ジャンルを問わず多くの音楽に自然に触れていたことは、今のPUNPEEの音楽作りに大きく影響しているでしょう。

また、小・中学生の時に観たX-Menやタートルズをきっかけに、アメリカン・コミックスいわゆるアメコミにものめり込みます。1つの作品を2年半かけて作るような作り込まれた世界観に惹かれたそう。

好きになるととことん掘り下げるPUNPEEの知識量は、アメコミ業界でも知られる存在となり、2冊のアメコミ本の監修も行うほど。

簡単に「天才」というよりもこういった環境や、とことん掘り下げるオタク気質によって蓄えた知識が現在のPUNPEEのセンスの土台となり、多様な作品生み出しているといえるでしょう。

ネガティブな部分もさらけ出すパンピー感

東京都板橋区に育ったPUNPEE。

通っていた中学はかなりの不良学校だったようで、PUNPEE自身もいじめられっ子グループに属していたそう。 ただ、当時はゲームをかなりたくさん持っていたおけで、いじめられることもかといって不良でもないという一般人の地位に。

自身が通っていた中学が相当の不良学校で、いじめられっ子グループに属していたが、「=[ゲーム]]をたくさん持ってるからあいつはイケてる」と言う理由で、不良でもなくいじめられっ子でもなく、一般人の地位を築く。これが名前の由来となった。

引用:wikipedia

正に一般ピーポーなこういった青年期が、パンピーの名前の由来! ガチムチで、常にカッコつけている感じのヒップホップのイメージとは程遠いネタ話。

ネタっぽくネガティブな部分を自然とさらけ出すラッパーっぽくなさも、おもしろくPOPなリリックやセンスに繋がっているのでしょう。またそんな雰囲気が、リスナーにより親近感を沸かせてくれていますね。

メディアへの楽曲提供も!水曜日のダウンタウンのあのOPはPUNPEEの仕業

PSGでのデビューからヒップホップ業界だけでなく、様々なところで楽曲を提供するようになったPUNPEE。 その代表ともいえるのが、水曜日のダウンタウンへの楽曲提供!

水曜日のダウンタウンのOPまとめ

これがお茶の間で始めて流れたのを見た時、見とれてしまったという人も多いのではないでしょうか? 色んな音楽や音声を引用して次に次に繋がれていくトラックと、その日の番組内容に沿ったラップ。

ここで引用している音楽も知る人ぞ知るヒップホップの名曲であったり、ダウンタウンの声やエキセントリック少年ボーイであったりと、分かる人には分かるなんとも憎い演出!

オープニング以外にも番組内の挿入曲なども担当していて、PUNPEEが担当するだけで番組に華が増して、不思議とよりおもしろい番組だと思わされてしまうんですよね!

さらにはフジテレビで古舘一郎との対談も!

この動画を見ると、PUNPEEのトラックメーカー、音楽プロデューサーとしての活動内容やその知識の幅広さがよく分かります。

さらっとやってますけど、普通にすごい!古舘さんもビビってる。 何よりPUNPEEの作る音楽の世界は楽しい!

加山雄三からRHYMESTERまで幅広い楽曲提供

テレビへの露出もほどほどに増えているPUNPEE。

PUNPEEの作る音楽を評価するアーティストもかなり多く、音楽シーンではジャンルを問わず幅広い大物との共演や楽曲提供も!

お嫁においで 2015 / 加山雄三 feat. PUNPEE

あの加山雄三の名曲をPUNPEEがREMIX!

原曲の良さを残しつつも、今っぽい踊れるようなトラックにアレンジ。リリックの内容もPUNPEEらしい結婚観についてラップしてて最高。 PVで映るPUNPEEの部屋には映画やレコード、アメコミなどPUNPEEのルーツが見られますね。

彼女の父親役として加山雄三も最後に出演。PUNPEEももちろんだけど、ヒッポホップというジャンルでPUNPEEと一緒に曲を作れる加山雄三もカッコいいしリスペクト!

ちなみに限定枚数で発売されたこの曲のアナログ盤は、プレミアが付くほどの人気に。

RHYMESTER / Kids In The Park feat. PUNPEE

PUNPEEのトラック、プロデュースで、フック(サビ)のコーラスとしてfeat.もしている曲。

夏っぽい爽やかなトラックがかなり気持ちい良い! RHYMESTERのラップもカッコ良いけど、何よりPUNPEEのコーラスがハマりまくり。

そして、この曲が収録されているRHYMESTERのアルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』では、PUNPEEが5曲もプロデュース!ヒップホップ界の重鎮ともいえるRHYMESTERからの信頼や評価がどれだけのものかが伺えますね。

宇多田ヒカルが好きすぎて宇多田ヒカルのREMIXが全米iTunesで2位!

PUNPEEは宇多田ヒカルの大ファン。

DJとしてのプレイでも宇多田ヒカルの曲やPUNPEEガREMIXしてラップを乗っけているオリジナルの曲をかけることも有名で、自他共に認める宇多田ヒカル好き!

そして、その宇多田ヒカル好きが宇多田ヒカルとの共演や公式なREMIX仕事を引き寄せることに!!

宇多田ヒカル / 光 -Ray Of Hope MIX- (Remixed by PUNPEE)

ゲームソフト『キングダム ハーツ』のテーマソングとして過去の宇多田ヒカルのオリジナル曲「光」をPUNPEEガREMIXし、iTunesより配信に。

この曲は日本をはじめ全9ヶ国で1位を獲得、そして全米のiTunes総合ページでは日本人アーティスト最高位となる2位にランクインしてしまいました!

板橋区生まれのパンピーな兄ちゃんが、全米2位までいってしまいました・・・。日本だけでなく世界的にも認められる才能!

きっかけは宇多田ヒカルと共演した「30代はほどほど。」

この曲は、『キングダム ハーツ』では使われる予定のみで、当初は配信をする予定の無かった曲でした。

が、PUNPEEが宇多田ヒカルと夢の共演を果たした宇多田ヒカルのネットイベント「30代はほどほど。」で、この曲を披露し一気に配信の要望が殺到。たまらず配信が決まったようです。

メガネにラコステのポロシャツでなんとも言えない親近感。そして汗だく。最後に登場するラッパーの「KOHH」とのギャップ!

いくら大ファンといっても実力がないと出れないわけで、やはりその実力とセンスが認められていることは間違いないでしょう。

ジャンル問わず音楽シーン全体への影響に期待

ここまでのPUNPEEの活動や作品、共演した錚々たるメンツを見るだけで、ヒップホップだけでなくPOPSなど音楽業界全体からも多大なリスペクトと評価を得ていることも伺えます。

恐らく、PUNPEEの名前は今後より多く見る機会が増えるでしょう。ヒップホップというフィルターを通したPUNPEEのセンスがPOPカルチャーにまでもっともっと影響し、リアルなカッコ良い音楽がより多くの人に届くことを期待しましょう!

今後もPUNPEEのリアルな活動を要check! そして、最後にPUNPEEの作品をまとめたmixも要check!!

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