【次世代のスター】最近の高校生バンド・シンガーはすごい

最近の高校生はめちゃめちゃレベルが高い。

青春で殴ってくる爽やかなシンガーソングライターや、大人を喜ばせてくれるグランジ高校生まで、様々なミュージシャンたちが登場している。

ネット時代の現在、現役高校生でメジャーデビューなんてのも珍しくなくなってきた。

次世代の才能はどこに眠っているかわからない。チェックしておこう。

目次

  • 最近の高校生はレベルが高い
  • 言葉と発想 坂口有望
  • グランジ高校生 ニトロデイ
  • 何かにキレてる Blume popo
  • ポストKANA-BOON OH!! マイキーズ
  • 外国の高校生も見てみよう
  • 天才たちが高校生だった頃
  • おわりに

最近の高校生はレベルが高い

ネットが普及し、スマホ一人一台が当たり前になってきた。世界中の音楽がYouTubeで聴ける世の中になり、「みんなが同じ曲を聴く」時代は終わりを告げた。好きな音楽を好きなだけ聴けるのだ。

当時のヒット曲は、YouTubeで検索され、今の中高生に「新曲」として消化される。良質な音楽を、今の若者は浴びている。

その中でスーパー高校生たちが世に出てきている。その吸収能力とクオリティの高さには、目を見張るものがある。

言葉と発想 坂口有望(さかぐちあみ)

阿部真央的な、よく通る声。「地球が回ってるから、みんな目が回って、大切なものに気づかない」という発想が、すごい。目の付け所がシャープ。

言葉の世界が魅力的だ。

この動画は2016年公開で、なんと当時15歳。作詞作曲をこなす若手シンガーソングライター、大阪出身。若すぎ。しかも2015年1月に曲作りを始めて、2016年にはこのシングルをタワレコで売ってる。若さってすごい。

この爽やかさは、女子高生とmiwaくらいしか出せないんじゃないかと、そう思う。青臭いことを言ってもいいんだ。むしろそういうのが聴きたい。

2017年メジャーデビュー

2017年にはメジャーデビュー。活動開始2015年よ?天才か?

メジャーがすごくてインディーズはすごくない、なんて単純には考えられないけど、これは彼女に与えられたギフトの証明になるんじゃないか。

そして歌詞よ。「君がいなくなったって ご飯は美味しいちゃんと味もする」って言える高校生すごすぎ。なんでそんなリアルな言葉が出てくんだろ。

「作者の気持ち」とか考えんの得意なんだろうな。

弾き語りでも最高。ライブでも最高。

そんな彼女のインディーズ時代のカバー。Liveでもめちゃめちゃ歌上手い。普通の高校生だったら「かわいい」くらいしか感想出てこないと思うんだけど、レベルが違う。これは売れるわ。

グランジ高校生 ニトロデイ

高校生の音作りじゃないぞこれ。オルタナへの愛が伝わって来る曲。

ファズ(イントロのギターの音を作る機械)を使いこなす、グランジファン垂涎の高校生が現れた。(ドラムだけひとつ学年上で、17歳・17歳・18歳・19歳)

ニトロデイは横浜のバンド。去年の3月結成。

インタビューからVocal小室の言葉を見てみよう。

小室 : 影響が大きいのはニルヴァーナソニック・ユースピクシーズマッドハニーあたりですね。ロックだけじゃなくて、ビースティー・ボーイズとかも聴いてます。僕がギターと歌の乗ったデモを作って、それをみんなに送って各パートの音を作ってもらってます。

引用:meetia.net

すごいメンツ。高校生の頃からピクシーズ聴いてるやつ、向井秀徳以外にいるのか。これでこの音の裏付けも取れた。最強のオルタナ高校生だったのだ。

RO69JACK 2016 優勝

RO69JACK(アールオー・ロックジャック)は1次選考の時点で400組以上いる大きい大会。年齢制限は無し。いやマジですごい。こんな高校生いたら投票するわ。

右のギターめっちゃ上手いし。全然スタイルは違うのに、どうしても田渕ひさ子を思い出してしまうのは世代だからか。

※田渕ひさ子:NUMBER GIRLのギター。ギターマガジンの今月号の企画、「ニッポンの偉大なギタリスト100」に入った唯一の女性ギタリスト。

最初のリフ思いつく高校生やばいと思う。結成から1年を待たずして優勝した彼ら。この動きの速さは坂口有望とも共通するところがある。けどそれが終わりじゃなくて、まだまだ伸び代があるはず。次が楽しみだ。

何かにキレてる Blume popo(ブルーメ・ポポ)

あっかわいい。そう思った後、予想外の歌い方にビビる。これはマジでキレてる。

まだ演奏は拙いところがある。でもこの個性はなかなか狙っては獲得できないし、中毒みたいになってるファンいるだろうな。そんでラストのエモさよ。これは気持ちいい。

滋賀発で平均年齢17歳。なんと彼らも最新のRO JACK(旧RO69JACK)で優勝。そんな簡単に優勝できるわけがないし、やっぱりすごい。

選考のために映像を加工できないんだろうけど、素の彼女達を見れて良いなと思う。

1st Albumのタイトル『烈花』。一体何にキレてるんだろう。

ポストKANA-BOON OH!! マイキーズ

やたらKANA-BOONだなと思ったらノイジーな間奏にグッときた。KANA-BOONぽかったの最初だけだった。

近藤まさと(Vo&Gt) 1997.04.21

早坂恭太朗(Gt&Cho) 1997.10.16

渡辺哲太(Ba&Cho) 1997.12.21

金子ツォモローヒ(ドイツ語発音)(Dr&Cho) 1997.08.14

引用:YouTube

とある。このMVは2015年なので、当時は高3。ここまでは現役だったが、彼らは2年前の高校生だ。

歌詞と売り方

歌詞と売り方が早熟だった。「モラトリアムの限界」なんて言葉がほんとに高校3年生から出てきたのか。

学校生活、将来、LOVE…大人の方々にとってのセピアな「あの頃」、僕らにとってのビビットな「今」を歌っています

引用:YouTube

と書いてあるのも気になる。さわやかな男子高校生を装ってめちゃめちゃ賢い人たちだったのでは。

現在も札幌で絶賛活躍中の彼ら、いつかアングラを脱し、多くの人の目に触れる日が来るかも知れない。

外国の高校生も見てみよう

今はメジャーデビューしたThe Vamps(ザ・バンプス)の高校生の頃の映像。イギリス出身。この時平均年齢17歳くらい。コーラスとアレンジにセンスがありすぎる。

超高校級のメタル Sturm und Drang(シュトゥルム・ウン・ドラング)

メタル大国フィンランドで2008年にデビュー。当時の平均年齢は15歳。ほんとに高校生?アレンジがオヤジ泣かせすぎる気がする。父親とか絶対協力してるよねこれ。人民総メタラーだし、誰に聴いても良い意見聴けそう。

ちなみに上がメジャーデビュー前で、そこから9ヶ月、メジャーデビュー後の曲がこれ。

アレンジが早熟すぎるし大人の影がちらつく。

天才たちが高校生だった頃

高校生で天才的な才能を発揮していたミュージシャンはこれまでいただろうか。

宇多田ヒカルはその代表だろう。演歌歌手・藤圭子の娘として生まれた彼女は15歳でメジャーデビューし、邦楽のシーンを塗り替えた。その早熟なサウンドは誰もが知るところだ。

また椎名林檎は高2で中退し、デモテープを作り始めた。(そのまま通っていたとするなら)高3の頃にはもう「ここでキスして」のデモを完成させている。

その椎名林檎が17歳のとき「第9回 TEENS' MUSIC FESTIVAL」へ出場し奨励賞を受賞。同大会のティーンズ大賞はaikoだったという。

アブリル・ラヴィーンは16歳でメジャーと契約し、17歳で出したデビューアルバムを1800万枚売り上げている。イギリスのチャートでの史上最年少の1位として、ギネスに掲載された。

一部の天才たちは高校生の頃から頭角を現しているのだ。

おわりに

高校生の頃から、天才は才能の片鱗を見せつけていた。次の世代の旗手が今日紹介したバンドたちの中から現れるか。

高校生の魅力はその伸び代であり、吸収の速さであり、素直さだ。

例えば上記のニトロデイはリスペクトを隠さない。素直にグランジを受け止め、曲へ反映させている。大人に真似できないこの感性は、期待できる。(というか大人がやってもし売れたら批判される) 外国人にもウケそうだし。

最初に述べたように今はネット時代だ。だれでもクリエイターになれる。ニコニコ動画発のDAOKOやぼくのりりっくのぼうよみが高校生でデビューしたことは記憶に新しい。

才能が開花する可能性が、これまでより広がった。CDが売れないだとか、みんなが知ってるヒット曲がないだとか、批判されがちなネット時代の音楽シーン。そのネットが邦楽のレベルをグッと引き上げていることは間違いないだろう。

次の才能がどこから現れるかわからない現代。どんな音楽が出てくるんだろうか。楽しみだ。

それでは。

《 sigefuzi 》
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