【ブルーノ・マーズも!】ミュージカル映画の曲が楽しすぎる

ミュージカル。

人気の反面、嫌いな人は超嫌いだ。

「セリフをなんか歌うやつでしょ?ムリ。」と拒否する。

もっとライトに楽しんだらいいんじゃないかと思う。

ミュージカル映画をMVとして楽しむことを提案したい。

明日にはあなたのiTunesにミュージカルの曲が入る事になるだろう。

目次

  • ミュージカル映画の曲が楽しい
  • ミュージカル初心者は映画から
  • 大ヒットした『ラ・ラ・ランド』
  • アメリカの闇に焦点を当てた名作『RENT』
  • 『ブルース・ブラザーズ』に出演したファンクゴッド
  • マイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロスらのミュージカル『ウィズ』
  • ブルーノ・マーズをカバーした『ピッチ・パーフェクト』
  • おわりに

ミュージカルの曲が楽しい

昨年末『私は真悟』というミュージカルを見に行った。やっぱりミュージカルは楽しい。どんなにストーリーがシリアスでも、登場人物がほとんど死んでも、ラストには全員出てきて踊り狂う。

こんな重い空気なのに、終わりには3回「幕が締まって、出てきて」を繰り返した。全員で。ダブルアンコールどころかトリプルアンコールだ。

ちなみに曲は新時代のポップを作るトクマルシューゴ。こんな感じの曲を作る人。

この動画はミュージカルの原作者である楳図かずおがトクマルの曲にMVをつけたものだ。

ミュージカル初心者は映画から

ミュージカルは最高だけど、Live演奏みたいなもんで、映像じゃ3分の1も伝わらない。その点を解消してくれるのがミュージカル映画。これは劇とは全く違う表現媒体だ。

劇だと、セットの制約上観てる側も色々と想像することになる。ああ、あの鉄塔らしきものは東京タワーの設定なんだ、という感じ。でも映画では見たまま理解できる。どっちも最高だが、劇は慣れるまで時間がかかる。

歌はLiveとCDの違いみたいなもんだろうか。会場の一体感を楽しむ劇と、完璧を目指して何度もリテイクされている映画。どちらもすごいけど、わかりやすいのは後者、という気もする。

というわけで今回は、ミュージカルを映画でもほとんど見たことのない人のために、「楽しい歌」を紹介していきたい。日本語字幕は付いていない。MV代わりに映像を見て、純粋に「曲」を楽しんでほしい。

キーワードはキャストの「一体感」と「お祭り感」だ。

大ヒットした『ラ・ラ・ランド』

何言ってんのかわからんくても楽しい。MVとして見てもクオリティが高い。

これは大ヒット映画『ラ・ラ・ランド』の冒頭。見た人も多いかと思うけど、まさにミュージカルの一体感が出てる。全然ストーリーに関係ない脇役とかも無限に楽しそう。

アメリカの闇に焦点を当てた名作『RENT』

RENT(レント)は家賃という意味。家賃を払えないアーティスト崩れの人々が主人公。みんなが何かに苦しんでる。ドラッグ、セクシャルマイノリティ、エイズ…。今でこそ定番のテーマだが、1996年には新しかった。

じゃあ暗い話か、というとそうでもない。むしろ明るい。ロックとの融合を目指したロックミュージカルの代表作としても知られている。

オープニングは歌詞も曲も良すぎて泣きそうになる。

歌がうますぎる。特に1:50~あたりから。ミュージカル俳優ってすごいよ。演技も踊りも歌も出来る。母数が多いからそこらの歌手より平均点が高い。

Five hundred twenty five thousand six hundred minutes

Five hundred twenty five thousand moments so dear

Five hundred twenty five thousand six hundred minutes

How do you measure, measure a year

52万5600分

52万5000の大切な瞬間たち

52万5600分を1年を、どうやって測ればいいだろう

In daylights, in sunsets, in midnights, in cups of coffee

In inches, in miles, in laughter, in strife

In five hundred twenty five thousand six hundred minutes

How do you measure a year in the life?

夜明けの数で、日の沈んだ数で、過ごした夜中の数で、飲んだコーヒーの数で

インチで、マイルで、笑顔の数で、争いの数で

52万5600分を

人生の中の1年を、どうやって測ればいいだろう

引用:http://caffe.takat33.com

という内容。この答えは「愛」だと。そう言いたい映画なわけです。

楽しい曲特集なのに名曲過ぎて紹介してしまった。このあとはひたすら踊り狂う曲でいこう。

La Vie Bohème(ラ・ビ・ボエーム)

この祝祭感。これがミュージカルの楽しさ。際限なく盛り上がっていく。

怒涛のライミング(押韻)。前へ前へ引っ張られる歌詞。タイトルはボヘミアンの人生、つまり「自由な人生」ということだろう。96年が初演。もうラップが、HIPHOP外のミュージカルに登場してる。

演奏はロックバンドの楽器たちが使われている。このミュージカル攻めまくってる。歌詞は掲載するとネタバレになるかもしれないので、本編で。

ちなみに1分あたりでケツを出してる女の人はイディナ・メンゼル。この『RENT』が出世作になった。誰やねんと言いたいかもしれないが、『アナと雪の女王』の雪の女王の方だ。

意外と身近にいた名女優。知らない間に、ミュージカルの曲を紅白で聞いていたわけだ。

Today  4 U

これも『RENT』から。突然のラテン。最後の机叩く奴が好き。

この画面に映ってるのほぼエイズ患者だし、2人ゲイだし、ヒスパニック・WASP・アフリカ系・ユダヤ系、と全員人種が違う。曲はすごい楽しいけど、重いテーマの映画なんだ実は。

伝説

社会問題を糾弾するような暗い映画だと限られた人しか見ないけど、ミュージカルなら多くの人に届けられる。

エイズで親友たちを失った作者のジョナサン・ラーソンは、エイズ患者への差別を見て、アメリカを変えたい思いで『RENT』を作った。作るのに7年の歳月を要し、夢にまで見た初演を夕方に控えた彼は、医者の誤診により、当日の朝に自宅で息を引き取っていた。

その日の初演は伝説となり語り継がれている。

初演は追悼公演となったが、その様子が伝説として語られている。作者の急逝という悲報を受けて、1月25日のプレビュー初日は急遽、キャスト全員が舞台上に横一列に座ったまま台詞や歌を読み上げ歌い上げるという、リーディング(本読み)形式による追悼公演に変更となった。しかし中盤の“La Vie Boheme”にさしかかると、内なる興奮を抑えきれないキャストは一斉に踊りはじめ、そのまま大詰めまで演じきった。最後のカーテンコールで、観客の一人が “Thank you Jonathan Larson”(「ありがとう、ジョナサン・ラーソン」)の一言を口にすると、舞台や客席の誰もがこの言葉を口にして、劇場は万雷の拍手喝采につつまれた。この “Thank you Jonathan Larson” の一句は、今日でも世界各地で上演される『レント』のカーテンコールで舞台上にスライドで投影される伝統になっている。映画版でもエンドクレジットの最後にこの一句が挿入されている。

引用:wikipedia

『ブルース・ブラザーズ』に出演したファンクゴッド

音楽好きなら一度は見とけ、といわれるミュージカル映画。かっこよくて楽しい。今回はその中から、ファンクの帝王・ジェームス=ブラウンが出演したシーンをご紹介。

マジにゴスペル。聖歌にかこつけて踊ってたってほんまなんやろな。黒人音楽のいいとこが全部出てる。

見ていただいたように、ミュージカルが楽しいのはみんなで歌っているからだけではなく、みんなで踊っているからだ。映像の重要性を感じる。

なんで光るんこの人。ほかにもレイ・チャールズの最高のシーンとからあるから見て欲しい。

ジェームス・ブラウン

ファンクというジャンルを創った男といわれる。

聴いたことがあるんじゃないだろうか。ミュージカルはいつだって曲に力をいれる。有名ミュージシャンが選ばれることも少なくない。次はその最たる例かも知れない。

マイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロスらのミュージカル『ウィズ』

童話『オズの魔法使い』を原典とする『ウィズ』というミュージカル映画がある。モータウン(世界一の黒人音楽レーベル、スティーヴィー・ワンダーなども所属)が映画会社と協力して作り上げた。アフリカン・アメリカンに焦点を当てた作品。

ご存知マイケル・ジャクソンやダイアナ・ロスが主演。

マイケル・ジャクソンはかかし役だ。ダイアナ・ロスがドロシー。意欲作だけあって超イイ曲。どんどん前に進んでいけそう。また車の上に乗って踊ってるよ…。

これなんかはマイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロスのMVとしても普通に見れる。

子供の頃からマイケルはダイアナ・ロスに惹かれていたが、この夢の共演によって更に憧れが加速したとか。

ブルーノ・マーズをカバーした『ピッチ・パーフェクト』

ブルーノ・マーズを知っているだろうか。マーク・ロンソンの曲「Uptown Funk」にゲスト参加。Youtubeの再生回数は7月前半の時点で世界5位、25億回だ。

ホンダのフィットでCMソングとして使われていた。サビ前から。MVがかわいすぎる。マーク・ロンソンが画面に映り続けて、静かにリズムとってるのが良い。

間違いなく「今」のアメリカの大スターといえば彼だろう。

「Just The Way You Are」

ヒット連発の彼のエモ曲が「Just The Way You Are」だ。

伸びやかで王子様のような声。まさにアメリカのスターにふさわしい。

『ピッチ・パーフェクト』

2012年のミュージカル映画『ピッチ・パーフェクト』でカバーされている。

大学生のアカペラグループたちの青春を描いた作品で、もちろん声で全て表現される。レベル高い。

スゲー太ましいやつ。学級委員長っぽいやつ。パワーのありそうな黒人レズ。妖怪みたいなアジア系など、やたら癖のあるメンバーが特徴。色々混じってワイワイガヤガヤしてる感じが楽しい。この混沌がアメリカであり、ミュージカルだ。

アカペラバトル

アカペラに痺れるシーンがある。「相手の歌詞を引き継いで、別の歌を歌い始めていく」というしりとりのようなバトルだ。ミスったら退場。

勝っても負けても楽しそう。男だけ、女だけ、男女混合。それぞれのアカペラの良さを教えてくれる。一瞬で次の歌に変えるところかっこよすぎ。最後の曲、デブのミドルフィンガーに憧れる。

これはMVとして見れないと思う。申し訳ない、是非本編で。ラストシーンが異常にかっこいいから。

この一体感とお祭り感。くり返し述べてきたミュージカル映画の楽しさだ。

おわりに

ここまで見てきてどう感じられただろうか。ミュージカルはアメリカの文化だ。どの映画も人種や性差別の問題に敏感であり、寛容だ。肌の色もキャラクターも多種多様を信条としている。日本みたいにタブー視してないし、茶化しても怒られない。(怒ってる人はいそうだけど。)

なかなか目を向けられない社会の暗い側面。そこに明るくスポットライトをあて、ちょっとでも世の中を良くしていこうとするのがミュージカルの良いところだ。

だからこそ「楽しさ」は大切にされ、私たちは楽しむ内に多くのことを学んでいる。他にも最高のミュージカルはあるのでぜひ見てください。

それでは。

《 sigefuzi 》
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