日本一情けないラッパー、トリプルファイヤー吉田

トリプルファイヤーというバンドがある。

タイトな演奏にのせられるのはVo.吉田による

ゆるゆるの情けないラップ。

あまりの切なさ・クズさが刺さる。(メンヘラではない)

呂布カルマにラップバトルで瞬殺される動画も

最高なので見て欲しい。

目次

  • トリプルファイヤー吉田とは
  • 覇気がない
  • 呂布カルマとラップバトル
  • 大喜利番組で活躍
  • 広がるシュールな世界
  • インストアライブでも情けない
  • ワンマンでも情けない
  • カバーも情けない
  • おわりに

トリプルファイヤー吉田とは

新進気鋭のオルタナバンド、トリプルファイヤーのラッパー(?)だ。聴いてみて欲しい。

あまりにも情けない一言から始まるこの曲、想定外にタイト。このリフだけでご飯3杯ぐらいいける。どうだこの異常事態。最近はやりのコミックバンドじみたノリは無い。ただそこにあるのは切実さだ。

Vo.の吉田靖直は気が弱すぎて「バンド辞めたい」と言い出せなかった結果、ここまで来てしまったという強者。彼のキャラクターについても触れていきたい。

的確なあだ名

「だらしない54-71」と呼ばれる

引用:wikipedia

wikipediaにスゲー的確なこと書かれてる。 54-71(ごじゅうよんのななじゅういち)はタイトさがウリの邦オルタナバンド。

似て非なるもの。でも似てる。

覇気がない

この曲ではパチンコをやめている。全く信じられん。「おばあちゃん、俺、俺」という呼びかけから曲は始まる。

俺の個性を生かせる受け皿が社会に用意されていない

おばあちゃん これからも迷惑かけるかもしれないけど

俺を否定しないでくれ

引用:hiko1985.hatenablog.com

すげー情けない。なのになんだこのイントロのブライアン・ストーム感は、

陽キャラなMVと並ぶことで、トリプルファイヤーの「陰」の要素が強まってしまった。

よく言えばミニマル(最小)、悪く言えばスカスカな、リフ一発勝負の曲たち。漢気があるのかないのか。ただ、これはこれでかっこいい。というか彼らはこれじゃなきゃいけない。

曲はシンプルだが簡単ではない。このタイトさからは血の滲むような修練を感じる。ベースだけでリフ維持出来るのすごいね。バックがタイトなのになんでこの人ゆるゆるなんだろう…。

呂布カルマとラップバトル

いやもう一言目から情けない。韻を踏まないことで有名な呂布カルマより韻を踏んでない。ここまで3動画全部にパチンコが登場してる。ちゃんと相手してあげてる呂布カルマの株が上がるレベル。

なんでこの人出たの?と思うけど、めちゃくちゃ面白い。しかも盛り上がってる。いや実際この人すげー面白いのよ。次の項でご紹介。

大喜利番組で活躍

この番組、人選がやばすぎる。

そして吉田。スキマを縫った卑屈。読むときのリズムも完璧。心の中の言葉をそのままって所は、トリプルファイヤーの曲にも現れてる。つまりネクラの才能がある。俵万智(サラダ記念日の人)に絶賛されてるのも面白い。

しかもこれお正月の番組。新年早々なんてものを見せてくれるんだ。最高。

タモリ倶楽部に出演

2回出演している。これの他は早口言葉の回だ。友達が録画していたら借りてみてみよう。なんでライムスター…。

広がるシュールな世界

なんの作業をしているんだこの人。どこなんだ大きな現場。なんだか応援したくなる。よかったね…!スキルアップ出来てよかったね…!絶妙に不快なヴォーカルエフェクトも秀逸。そしてまたもやミニマルでタイト。

インストアライブでも情けない

さっそく面白い。もはやイカレ野郎にしか見えない。これって一つのロックの完成形なのでは。反社会的な気もしなくもないし。「両手上げろー」を全員無視するの好きすぎる。歌詞に反して圧倒的に浮いてる。

インストアライブはマジで盛り上がらない。誰がやっても微妙な感じになる。でもこれは成功なんじゃないだろうか。マジで面白いし。この環境にありながらも、バンドは一切ズレない。なにか強烈な印象を与えられたのは間違いない。

ワンマンでも情けない

あ、この両手のやつワンマンでもスルーされるんだ。最高。

そして2曲目「次やったら殴る」は俺の一番好きな曲。この人は殴らないんだろうなっていう確信。このモヤモヤすげーわかる。こういうこと考える日ってみんなあるんかな。俺はわりとあるよ。

ベースかっこよすぎ。ギターの音切なすぎ。ドラムええやつそうすぎ。ほんでたぶんみんな練習しすぎ。最高。

スキルアップいきなり始まったらメチャかっこいいね。

カバーも情けない

ミツメの爽やかなナンバー「三角定規△」をかばーしている。

音楽のスタイルは全然違うのに何故か妙に仲がいいミツメ、スカート、トリプルファイヤーがそれぞれの楽曲をカバーし合うコンピレーション・アルバム、『密造盤』。

引用:soundcloud

この企画が興味深い。トリプルファイヤーがカバーするとどうなるのか。

まさかの名カバー。いけるやん。ただなんだろう、歌詞がより切なくなったような…。器用な人たちだな、と素直に尊敬。

おわりに

マジでトリプルファイヤーが好きです。ほんとに。演奏は超絶かっこいいし、歌詞はネタとして聴いていると、ふいに心のスキマに入り込んでくる。

今一番恐れてるのは吉田さんがエゴサ(してそう)の結果このページにたどり着いて、この記事を悪口だと思われることだ。情けないって書きすぎたし。いやホントに大好きです。また京都来てくださいね。今度も行きますから。

それでは。

《 sigefuzi 》
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