超ハイコストパフォーマンスのBacchusエレキベースの特徴と種類、おすすめシリーズ

長野は松本でギターを生産している飛鳥工場は国内随一の技術力を誇り、Crews Maniac Soundやmomose、Bacchusを製造しています。

今回はその飛鳥工場の直営メーカーであるBacchus(バッカス)のエレキベースの特徴と種類、おすすめシリーズ・モデル・実際の評価、評判をご紹介します。

目次

  • ハイコストパフォーマンスの秘密
  • Bacchusエレキベースの特徴
    • オイルフィニッシュ
    • エキゾチックウッド
    • ハイクオリティ
  • シリーズ別の特徴とおすすめポイント・評価
  • 使用しているベーシスト
  • 音からみた評価
  • まとめ

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Guo Yangさん(@gu0yang)が投稿した写真 -

ハイコストパフォーマンスの秘密

飛鳥工場を運営する株式会社ディヴァイザーは多くのブランドを持っており、Bacchusはその中の1つです。実は自社で工場を持つギターメーカーは多くなく、ほとんどの場合は社外の工場に生産を委託、もしくは整形されたボディやネックを作ってもらっています。

Bacchusの場合、社内で全ての工程をこなすことができるので当然中間フィーがないために生産コストを抑えられ、結果的にハイクオリティのベースを安価で市場に提供できています。記事の頭でも書いた通り、飛鳥工場は多くのギターメーカーのOEM先としても知られています。

各ギターメーカーはただギターを作らせているのではなく、クオリティチェックのために生産工場のスタッフの指導をしたり、スペックスタッフと一緒に仕様を決めたりすることがあります。これが何を表しているかというと、生産元の工場は多くの意見や知識、フィードバックを得ているということです。その知識は何も自社工場で生産するモデルだけにではなく、Bacchusブランドで発売される海外生産の楽器についても同じ事です。

Crews Maniac Sound、moon、James Tyler……多くの人気メーカーとの仕事を通じて得た経験をフィードバックとして製作される楽器こそが、Bacchusなのです。

バッカスの作り、特徴

Bacchusは基本的にはトラディショナルなフェンダーシェイプのエレキベースを生産します。しかしそれは単なるコピーではなく、Bacchusのオリジナリティが吹き込まれています。

オイルフィニッシュ

例えば、Bacchus独特のオイルフィニッシュはその最たる例です。

ボディの鳴りを最大限に引き出すオイルフィニッシュは使い込めば使い込むほどに独特の味わいを感じられ、それはラッカーフィニッシュの経年劣化にも通じる要素でしょう。

オイルフィニッシュは、塗装が薄く鳴りへの影響が小さいと言われる一方、衝撃や湿度に弱いとされています。扱いに手間がかかるかもしれません。

エキゾチックウッド

また、エキゾチックウッドを積極的に採用するのもBacchusの大きな特徴です。バールメイプル、サクラ、タモ、ケヤキ……多くの新しい木材を使い、それらをトーンウッドとして成立させています。中には日本の木材も多く存在し、最近では数千年前から火山灰や岩に埋もれていた神代木と呼ばれる木材を使ったモデルも製作しています。

しかし、あえていえばオイルフィニッシュや木材は絵でいうところの絵の具。非常に大事な要素ですが、その根幹にあるもののクオリティが高くなければそれらは引き立ちません。

ハイクオリティ

彩り鮮やかな絵の具が踊る、キャンバス、つまりそもそもの楽器としてのクオリティの高さこそがBacchus最大の特徴です。

手に取った瞬間から昔から使っていたかのようなプレイヤビリティ。

ただタイトなだけではない、音楽的素養を含んだサウンド。

それらを持ち合わせているのがBacchusです。

シリーズ別の特徴とおすすめポイント・評価

Bacchusには現在以下の4つのシリーズがあります。

  • Handmade Series
  • Craft Series
  • Global Series
  • Universe Series

Handmade Series

飛鳥工場で製作される最上位モデル。その名の通り全てが手作業で製作されています。伝統の手工芸で生み出されるHandmade Seriesは素材の鳴りを最大限に引き出した高い音質、高いプレイヤビリティーを備えます。

価格帯は14万円〜22万円ほど。

エキゾチックウッドを使ったモデルの多くもHandmade Seriesです。現在全てのモデルはWOODLINE DXに統一されていますが、4弦、5弦、パッシブ、アクティブと幅広いラインナップを誇ります。WOODLINEのシェイプアップされたボディは取り回しが容易で、パワフルなサウンドは現代のギターミュージックに適しています。

Craft Series

カスタムされた組み込みラインで高いコストパフォーマンスを誇ります。こちらも日本製。ビンテージスタイルのBPBとBJB、WOODLINEを受け継いだWL、WLの24フレット仕様のWL24をラインナップ。WLはその名の通り、WOODLINEから多くを受け継いでいます。スリムなボディシェイプはネックに施されたブロックインレイやバインディングと相まって端正な印象を受けます。

また、ターボスイッチを搭載しており、onにする事で2つのピックアップがシリーズ接続されて擬似的なハムバッカーになります。これにより、シャープなシングルコイルサウンドや音圧のあるハムバッカーサウンドを1本のベースで実現。ハードウェアこそHandmade Seriesに劣りますが、十分に使えるベースに仕上がっています。

価格は10万円〜15万円ほど。

Global Series

フィリピンファクトリーで製作されるコストパフォーマンスモデル培った経験を基に十分な品質管理を行い、高いコストパフォーマンスを実現しています。

Craft Seriesと同じようにBPB、BJB、WLをラインナップ。コストパフォーマンスモデルといえど、その品質はBacchusクオリティ。

Global Seriesの最大の特徴は様々なスケールのモデルをラインナップしているということでしょう。33インチ、34インチ、35インチ、それぞれのモデルが用意されています。純粋にスケールだけが違うベースを弾き比べることでスケールが変わると音や弾き心地にはどのように影響するのか、また、自分に最適なスケールは何なのかがわかります。

価格は6.5万円〜11万円程度。

Universe Series

中国で生産されるエントリーモデル。工場にはBacchusの技術指導が入り、低コストで高いコストパフォーマンスを目指しています。モデルはBPB、BJB、WLの他にミニベースやアコースティック、フレットレスベースもあります。所謂エントリーモデルとしては少し高めの価格設定かもしれませんが、その分クオリティは高いですね。

1本目にはもちろん、初めてのフレットレスベースやアコースティックベースを試してみるのにもとても良いでしょう。

価格は3万円〜6.5万円程度

まとめ

Bacchusを運営するDeviserは他にトラディショナルモデルを製作するMomoseやハイエンドベースを製作するSTRというブランドも運営しています。これらのベースもBacchusと同じようにクオリティの高さを賞賛されています。これらのベースには共通した弾き心地があり、それこそがディバイザーのデザイン、技術、そして魂なのでしょう。

エントリークラスから、ハイエンドクラスまで、幅広くラインナップしているBacchusはまさにゆりかごから墓場まで付き合えるメーカーです。近年の創業ながらそのクオリティの高さで、日本国内では最もポピュラーなメーカーの1つになったBacchusは多くの楽器店で販売されています。

ぜひ一度、お試しください。

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